好きな事を仕事にする３つのメリット
「仕事はお金を稼ぐためにするもの」というのが一般的な考え方です。
とはいえ同じお金を稼ぐなら、自分の興味のある分野の仕事のほうが良いというのも事実です。
お金を稼ぐ目的は生活費などを得るためですが、主として家計を支える男性とは異なって主婦の仕事選びには多少の自由があります。
それは家計の主たる部分の収入を得るための仕事ではなく、家計のサポートをするための仕事を選ぶことができるためです。
主たる部分の収入を得ようとすると、標準的にいって月20万円以上の稼ぎが必要となります。
しかし、主たる収入をサポートする程度の収入を得ようとするなら、月20万円以上といったハードルの高い仕事を探す必要はないわけです。
主婦が働くなら給与や時給の高さだけに注目せず、自分の興味のある分野の仕事を選んでみてはどうでしょうか。
仕事選びで自分の興味のある分野を選ぶと、次のようなさまざまなメリットが得られます。
無理をせずに済む
興味のある分野の仕事は、あまり無理をせずすんなりと覚えやすいという特徴があります。
たとえば、自分が前々から関心を持っていたアロマセラピーの仕事と、今まで全く関心のなかった証券会社の仕事をするのとではどちらが上手くいくでしょうか。
証券関連の仕事は業界用語や専門用語を覚えるだけでも難解ですし、さらに証券の仕組みを学ぼうとするとかなりの時間が掛かってしまいます。
反対に以前から興味のあったアロマの仕事であれば、一般的ではあっても下知識を持っているわけですから苦労の度合いも違ってきて無理をせずに済みます。
学ぶことが楽しい
誰しも自分の興味のあることや好きなことをするのは苦になりません。
仕事を始めてから先輩に業務内容を教わるにも、全く関心のないジャンルよりも楽しさを感じるはずです。
働くうえで必要な知識を自分で勉強する場合でも、美容や癒しなど関心のあるジャンルであれば次々に興味が湧いてきて楽しく学ぶことができるでしょう。
自分の好きなことなら学ぶのが楽しいというのはよくあることです。
アイデアが湧く
興味があることを仕事にすると、働くうえで次々とアイデアが湧いてきます。
たとえばネイルの仕事であれば「海外で流行しているデザインを採り入れてみよう」とか「季節に合ったカラーリングを工夫してみよう」といった具合です。
ネイリングだけでなく指先ケアや爪ケアにも自分の経験を活かしたり、より効果的なアイデアを試してみるなどといったことも可能でしょう。
美容関連のお仕事に携わると自分もキレイになれる？！
自身の美容にもプラス
美容の仕事には「自分自身の美容にもプラスになる」というメリットがあります。
女性なら年齢に関わらず美容に関心があると思いますが、具体的に何かしようとしても知識がなかったりスキルが不足していたりして充分な効果が得られるとは限りません。
しかし、美容の仕事に携わっているとプロならではの知識・技術を取得することができ、自分の美容にも大きな効果を得ることができるのです。
ネイル関連の仕事
今、主婦を含めた女性全般に大人気なのが「ネイル関連の仕事」です。
ネイルの仕事にはネイリスト、ネイルアーティストなどの資格がありますが、最近ではエナメルネイルだけでなくジェルネイルがトレンドとなっています。
ネイルはサロンやショップでお願いすると、ケア＋カラーリング＋ジェルのセット料金が1回1万円程度必要になります。
さらに流行の3Dアートやスカルプチュアなどを施すと高額の費用が必要になってしまいますが、自分自身でネイルを施せば材料費だけでトレンドのネイルがゲットできてしまうのです。
もちろん、3Dやスカルプチュアを外すのにサロンまで行って高いお金を払う必要もなくなりますのでコスト的にもお得ですね。
メイク関連の仕事
メイクアップ関連は流行に関係なく幅広い需要のある仕事です。
これまでメイクに関心があり自己流のメイクアップをしていた人でも、プロの知識や技術を学ぶことによってワンランクのメイクができるようになります。
プロの場合はテクニックだけでなく、使用するメイク道具一つをとってもレベルが違います。
どんな道具を選んでどのように使うか、その結果どんな効果を出すことができるのかといったノウハウはプロならではのものといえるでしょう。
またメイクの仕事をすると化粧だけでなく、基本的なスキンケアの知識を得ることもでき自分の肌ケアにも役立ちます。
ＢＡ関連の仕事
ＢＡ（ビューティーアドバイザー）も女性に人気がある美容関連の仕事です。
この仕事では主にカウンセリングとメイクテクニックのスキルを身につけることができますが、最近では美容全般をトータルにアドバイスできる能力が求められています。
このところのトレンドとしては素肌メイクや盛りメイクなどの知識と技術、アンチエイジングに特化したスキンケアの情報提供などが挙げられます。
そうした知識と技術はまさに自分自身の美容にも役立つものといえるでしょう。
またＢＡの仕事ではメイク関連用品が割安で購入できるというメリットもあります。
癒し関連の仕事をすると自分と家族も癒せる一石二鳥！
自分の癒しにもつながる
ストレスが多いといわれる現代日本では、癒し系の仕事もたいへん人気があります。
最近では癒し系の仕事は仕事で忙しい若者や中高年を対象とするだけでなく、子供や高齢者のストレス解消や健康サポートにも役立つということで需要が高まっています。
つまり、「現代は癒しが求められる時代」と言い換えることもできるでしょう。
癒し系の仕事は従来のものだけでなく、世界各国の伝統的なケアまで広く日本に入ってきています。
今後も新たなものから伝統的なものまで、癒し系の仕事選択範囲は広がっていくと考えられます。
人を癒すと同時の自分自身の癒し効果も得られるという点でも、この仕事には大きなメリットがあるといえます。
アロマ関連の仕事
自然なハーブを使用するというナチュラル感と、美容・健康・ストレス解消などに効果が期待できるという点、アロマの歴史や欧米経由というオシャレ感などから女性にも人気なのがアロマ関連の仕事です。
アロマセラピーはその知識と技術を活用し、自分の癒し効果を得られる仕事の代表例といえるでしょう。
この仕事にはアロマセラピスト、コーディネーター、アドバイザーなど多種類の資格があるのも人気の理由ですが、知識や技術を身につけることによって自分自身の美容・健康に役立つだけでなく家族のケアを行なえるというメリットもあります。
エステ関連の仕事
エステティックは美容カウンセリングからフェイシャルケア、ボディケアまで幅広く行なう仕事です。
求人数が多く就活しやすいという長所があるだけでなく、さまざまな知識や技術を習得できるというメリットもあります。
自分自身のスキンケアやスタイル維持に役立つ仕事ですが、リフレクソロジーやリンパドレナージュなどを用いれば癒しの効果も充分に得られます。
女性特有の不定愁訴や婦人系の不調解消にエステの知識と技術を活かすこともできます。
セラピー関連の仕事
セラピー関連の仕事は心から体までの癒しのジャンルに全般に広範囲にわたっています。
代表的なものとしては身体を癒すボディセラピー、足の癒しに特化したフットセラピー、美しさに特化したビューティーセラピー、色彩を利用したカラーセラピー、動物を用いるアニマルセラピーなどがあります。
最近注目されているのはハーブセラピーで、アロマセラピーやリリンパドレナージュと併せて勉強している人も増えています。
こうしたセラピーの知識と技術はダイレクトに自分を癒す効果が期待できるものといえるでしょう。
独立開業やフリーにもなれる美容・癒しのお仕事
自宅開業とフリー営業
美容系や癒し系の仕事のメリットは、自宅での開業やフリー営業が可能だという点です。
一般的に美容関連の仕事はビューティーサロンやヘアメイクサロン、癒し関連はエステサロンやセラピーサロンへの就業と考えがちです。
しかし、サロンやショップに就職して働くという方法以外にも、個人開業やフリーで活躍することもできます。
自宅での個人サロン開業
一戸建ての持ち家や空きスペースのあるマンション住まいの場合、自宅（マンション）の一室を活用して個人サロンを開業するという方法があります。
個人サロン開業には一定のスペースが必要ではあるものの、エステであればベッドの置けるスペース＋作業スペース、ネイルであればデスク＋チェアー＋作業スペース程度の広さがあれば開業が可能です。
もちろん一定の開業資金は必要になりますが、店舗を借りる賃料は不要なので大きな経済力は必要ではないというメリットがあります。
ほかにも、人に雇われることなく自分のコンセプトを活かしたサロン作りができる、自由に自身のアイデアを活かした施術ができる、儲け手技ではなく良心的なサロンにできる、努力次第で収入を増やすことができるなどのメリットも得られます。
個人サロン開業に適した仕事：
メイク、ネイル、ヘアスタイリング、スキンケア、アンチエイジング、エステ、リフレクソロジー、リンパドレナージュ、アロマセラピーなど
個人でのフリー営業
フリー営業とは自分のサロンを持たず、企業やお客様の自宅、集会場などのフリースペースを利用して仕事をするスタイルをいいます。
ある意味、発想の転換で生まれた新しいスタイルという印象がありますが、実は美容系や癒し系ではかなり以前から用いられている方式です。
その代表的な例が化粧品会社の出張美容サービスやエステサービスで、担当スタッフがお客様の自宅まで訪問して美容ケアやマッサージを行なうという手法が用いられています。
これは個人のお客様だけが対象ではなく、企業からの依頼で会議室などのスペースで女性社員に美容ケアを実施したり、商業施設のイベントでアロマセラピーを行なうなどの営業もあります。
最近では高齢者施設からのリクエストで、施設の入居者にメイクアップやリフレクソロジーを施すといった営業もあり営業先も広がっています。
こちらもアイデア次第、営業力次第で顧客を増やすことが可能でしょう。
個人のフリー営業に適した仕事：
メイク、ネイル、まつ毛ケア、ヘアスタイリング、スキンケア、アンチエイジング、エステ、リフレクソロジー、マッサージ、美容カウンセリング、リンパドレナージュ、アロマセラピーなど
美容・癒し関連の仕事をしてて良かったと思う３つの体験談
収入・生きがいだけではない
美容系や癒し系の仕事は、人をハッピーにできるという長所があります。
わたしたちは普通に生活していると、なかなか人をハッピーにしてあげられるという機会がありません。
しかし、美容の仕事を通してお客様の喜ぶ顔を見たり、癒しの仕事で元気を取り戻すお客様の笑顔を見ることで「人を幸せにできる仕事っていいな」と実感しているという例はとても多いのです。
収入や生きがいを求める仕事であっても、自分の知識や技術でお客様に幸福感を与えることができるというのは素晴らしいことではないでしょうか。
お客様との出会いが宝物
ネイリスト資格を取得し、サロンに勤務しながら技術を磨いて自宅にネイルサロンを開業したAさんの体験談です。
「自宅の一室にネイルサロンを開業したのは3年前のことでした。
サロンを始める前は自分なりにスゴク悩んだんですけど勇気を出して開業しました。
私の場合は主婦なのですが、家事や育児の手は抜かないと夫に約束し副業として営業しています。
今では口コミでお客様も増えてきて、私のネイルでお客様が喜んでくれたときは本当に開業して良かったと感じます。
これからもお客様との出会いを大切にしたいですね」
「ありがとう」の言葉に感謝
アロマセラピーサロンでセラピストとして働くBさんの体験談です。
「10代の頃からアロマに興味を持っていましたが、当時はセラピストではなく両親の希望通り企業の事務職に就職しました。
結婚して子供の手が離れてからあらためてアロマの勉強をして資格を取得し現在はサロンでセラピストをしています。
私がセラピストになって良かったと感じるのは、疲れて元気のない様子で来店されたお客様が元気を取り戻し笑顔で “ありがとう”と言ってくださる時です」
お客様と心が通じる仕事
子育てをしながらリンパケアセラピストとしてフリー営業しているCさんの体験談です。
「私がリンパケアを始めたキッカケは、義母が体調不良で悩んでいる姿を見て何とかしたいと考えたからでした。
ですので通信講座とスクーリングでセラピスト資格を取得した時に初めて施術をしてあげたのも義母だったんです。
その後、セラピーサロン勤務で経験を積み、念願だったフリー営業のセラピストに転身しました。現在では高齢者施設を中心に仕事をしていますが、私が訪問すると“あなたを待っていたの”とお客様が言ってくれるんですね。
何とかお客様を癒したいという気持ちが伝わっているようで本当にやりがいのある仕事だと感じています」
- 主婦が有利な資格を取りたい！
- 主婦向けの資格についてもっと知りたい！
- とりあえず主婦がなれる職業が知りたい！
- いろいろな講座やスクールの資料が欲しい！
- 資格や講座の種類を比較したい！
