動物看護士

動物看護士の仕事に就く!動物看護士の職場で働くために知っておきたい事

動物看護士がする仕事内容の概要

動物看護士がする仕事内容の概要

ここでは、動物看護士の仕事内容を簡単に紹介します。

主な仕事は「獣医」のアシスタント

動物看護士のメインとなる仕事は、獣医師の業務のアシスタントです。
診察補助、治療補助、手術の準備やサポートなど、獣医師が指示することに従い、業務の円滑をサポートするのが、動物看護士の仕事です。

ただ、人間の看護士とは違い、現段階では、国家資格で無いため、動物に対する医療行為が出来ません。
ですから、獣医師の指示する事に忠実に従う、それが動物看護士です。

しかし、業務はそれだけでありません。
医療行為こそできないものの、言葉の通じない動物のトータル的なケアを行う必要があるため、かなり専門性の高い仕事内容となります。

次に獣医師のアシスタント業務以外の仕事内容について説明します。

営業前の準備

病院内の掃除、入院している動物のゲージの掃除、散歩、医療機器、器具、薬剤などの準備も動物看護士の仕事です。

動物病院には、様々な病気や不調を抱える数多くの動物が来院されます。
そのため、常に衛生面の徹底的な管理が重要となります。

それを担うのも動物看護士の役目です。
獣医師よりも早く出勤し、院内の掃除、入院動物のゲージ内にある排泄物の掃除、動物の入浴、食事、散歩、そして、医療器具や機器の掃除、動作チェック、備品管理に、薬剤の管理など、全てを対応しなければなりません。

接客・飼い主とのコミュニケーション

開業したら、今度は、来院されるペット、飼い主との接客も動物看護士の業務です。
カルテの整理や入力、会計、清算などがあります。

それ以外にも飼い主とコミュニケーションを図り、動物の健康チェック、飼い主のメンタルケアなども動物看護士の仕事です。

緊急時の対応

動物看護士の仕事内容でもっともハードなのが、病気の動物を24時間365日体制で、管理することです。
交代で、見守る必要があるため、場合によっては、昼夜を問わずの勤務になることもあります。

医師が別の動物に対応しているときには、適切な処置を施したり、対応が生じるため、専門性の高い知識、技術力も求められます。

国家資格が与えられていない動物看護士ですが、仕事内容は、とてもハードです。

その他の職種についた場合

動物看護士は、何も動物病院でしか働けないというわけではありません。
資格を持ちながら、ペットショップや動物介護士、ホテルやシッターとして働くことも出来ますので、それぞれのフィールドで求められる仕事内容は異なります。

ペットショップの場合は、お客様とのコミュニケーションが仕事内容のほとんどを占めます。
シッターとして働く場合には、グルーミングなどお風呂や爪切り、耳掃除なども仕事内容に含まれてきます。

動物看護士が働く職場はどんな所?

動物看護士が働く職場はどんな所?
動物看護士の働く先は、何も動物病院だけでは有りません。
また、動物病院といってもその数や種類がとても多く存在します。

ここでは、動物看護士の職場についてまとめてみました。

ケース1・動物病院で働く

動物看護士が最も多く勤務しているのが、動物病院です。
全国各地に動物病院が存在し、個人経営のところから、大学病院まで実に様々です。

犬や猫、その他爬虫類などの多種類の動物に対応している病院から、牛や馬など家畜専門の病院、専門性の高い施術や、大規模な設備を完備し、高度医療を提供している大学病院など、業務内容や規模が様々です。

その他にも、メンタルケアのみを対応する動物病院や、皮膚アレルギーのみを対応する病院など、診療面についても、専門性が異なる場合も有ります。

一言で病院といっても、動物看護士が働ける職場は、色々と存在します。

ケース2・介護施設で働く

近年増えているのが、介護施設です。
動物介護士が、多く働いている職場ですが、動物看護士の資格を有する方、経験がある方の採用も行っています。

犬や猫の高齢化が深刻な問題となっている昨今、体の不自由が奪われ、寝たきりとなっている動物の世話をするのが、動物介護施設の主な業務です。

動物看護士と大きく異なるのが、飼い主とのコミュニケーションが少なく、時間のほとんどを、介護される犬や猫、その他の動物のことだけを考えて、仕事をするという点です。

動物病院以上に1匹1匹の動物と密に接するため、「命」というものを考えさせられる場所として、注目されています。

ケース3・動物園で働く

動物看護士は、動物園でも働くことが出来ます。
犬や猫を対象とした動物看護士として勉強してきた方にとっては、また別の知識や技術力が要求されますが、動物好きにとっては、最高の職場になることは間違いありません。

ケース4・ペットショップ、カフェ・ペット美容院で働く

犬や猫、その他の動物を扱うショップ店員として働くことも出来ます。
特に動物看護士は、つめのカット、肛門周辺のケア、足裏のケア等、グルーミングの技術も備わっているため、通常のショップ店員よりも高い給与で働くことが出来ます。

ケース5・シッターとして働く

近年単身世帯でペットを飼う人も急増しています。
それをうけ、シッターの需要も高まっています。

犬や猫など動物が好きで、ある程度の世話が出来る人であれば、特別な資格は必要ありませんが、動物看護士の資格や知識がある方に、依頼したほうが飼い主も安心できるため、依頼は予想以上にあります。

ただし、1世帯、平均月に2,3回程度の仕事となるため、高収入は期待できません。
上記以外にも、動物看護士として働くところは色々とあります。

動物関連のアパレル、フード開発、散歩代行業務など、今後もさらに職場が増え続けると予想できます。

動物看護士になる為に身につけたい技術

動物看護士になる為に身につけたい技術
現場が「即戦力」として求める動物看護士を目指すには、以下の技術が必要です。

状況に応じた適切な処置や行動

動物看護士の仕事のほとんどが、獣医師の補助、アシスタントです。
はじめて診察を受ける動物が、診察台の上で暴れないように身体を固定したり、興奮する犬や猫の気持ちを静めるのも、動物看護士に必要な技術となります。

獣医師の医療行為がスムーズに進められるよう、どのような処置や行動が必要なのか、常に勉強しなければなりません。

例えば、犬といっても種類によって、性格、行動、大きさ、力、などがまったく異なります。
また同じ種類の犬でも、育った環境や病気、体調によっても、まったく異なる反応や動きをするでしょう。

その都度臨機応変に対応できる能力、技術力が動物看護士には、必要です。

グルーミング技術

動物看護士はグルーミングの技術も必要です
ペットショップで働く人やトリマーに必要な技術と勘違いされている方も多いようですが、グルーミングは、動物看護士は当然この技術ができなければいけません。

グルーミングとは、爪切りや肛門周りのケア、処置、足裏のケア、耳掃除等で、ワンちゃん、猫ちゃん等のペットの衛生、健康管理にとても重要です。

本来であれば、飼い主が爪切りや肛門、足裏のケアをしなければならないのですが、暴れたり、ケアを嫌がるペットの場合は、動物病院でもこれらのケアを対応しています。

おとなしい動物であれば、これらの作業はとても簡単ですが、興奮して暴れる動物の場合は、爪切りの際に皮膚を傷つけたりする可能性も。

ですから、動物看護士は、どのような動物に対するグルーミング技術もスムーズにできなければなりません。

手術サポート技術

動物看護士は、獣医師が手術を行う際の補助業務も行います。
そのため、獣医師が必要とする医療器具を手渡したり、準備したりと様々な行動が要求されます。

円滑に手術を行うためには、これら全ての医療行為、医療器具、医療機器について詳しく理解し、さらには最低限使用できる技術力も必要です。

手術中は、些細なミスや対応の遅れが重大な状況を招いてしまいます。
獣医師が最高の形で手術を進められるためにも、動物看護士には、高いサポート技術が要求されます。

その他、動物病院以外の環境で働く場合には、それぞれの業務に適した技術力が必要です。
例えば、ショップやホテル、宿泊先で動物看護士として勤務する場合は、接客技術が求められますし、老犬ホーム等に勤務する場合は、寝たきりの犬を 24時間体制で介護するための専門的な技術が求められます。

さらに、飼い主とのコミュニケーション能力、あらゆる動物をしつけられる指導能力、などありとあらゆる専門知識や技術が求められます。

動物看護士が稼げるお給料!給与と年収

動物看護士が稼げるお給料!給与と年収
動物看護士の気になる収入面ですが、平均年収は350万から450万ほどです。
しかし、動物病院のほとんどが、個人経営です。

そのため、平均年収にも大きな差があるのは事実です。
それぞれのケースで収入面をしらべてみましょう。

高卒で動物看護士になった場合

動物看護士には、現段階で特別な資格は必要ありません。
つまり、受け入れる側の動物病院などが、「未経験可」とあれば、アルバイトから動物看護士として働くことが出来ます。

しかし、経験がないのですから、重要な仕事を任されるはずはありません。
主な仕事内容は、「雑務」が一般的となるため、アルバイトで稼げる金額は、時給で800円から900円程度。

月収にして15万から18万程度となるでしょう。
アルバイトなので、賞与、手当等もないことが多く、非常に厳しい条件となります。

ただ、収入を得ながら動物看護士認定資格試験の条件に必要な「実務経験」を積むには、とても最適な方法といえます。

専門学校や大学に使用する勉強費用を浮かせつつ、動物看護士としての知識、技術を養うことができると考えると、収入面の低さをカバーできるでしょう。

動物看護士の資格を取得して就職した場合

動物看護士に必要な資格を取得した後で、就職した場合は、年収で200万以上が期待できます。
ただし、現場での経験が無い場合は、いくら資格を取得しているとはいえ、「未経験」とほぼ同じ扱いとなるため、初任給は低く設定されるはずです。

その後の活躍次第によっては、300万から400万以上の収入が見込めます。
また動物病院の経営状況によっては、賞与、手当等の加算額が大きかったり、低かったりするので、勤務する病院によって、給与は様々です。

ただ、経験を重ねるごとに「即戦力」として、獣医師の重要なアシスタント業務を任せられるため、それ相応の高収入も見込めます。

動物病院以外の職場で働いた場合

動物看護士の資格を取得しているからといって、働き先は、動物病院ばかりとは限りません。
個人でシッターとして雇われる場合、ペットショップで働く、老犬介護施設やホテルなどで勤務することも可能です。

例えば、ペットホテルの従業員として勤務する場合は、動物看護士の資格は高収入の対象となるため、他の従業員と差をつけた収入を得ることができるでしょう。

また、個人でシッターして雇われた場合は、家事や育児と両立させながら、時給2000円から3000円程度の週2,3日、月収で20万から30万ほどの収入を得ることも可能です。

動物看護士として、どのような環境で働くのかによって、収入面にばらつきはあります。
ただ、資格の有無は、収入に大きな影響を与えるので、出来る限り認定資格を取得しておくようにしましょう。

動物看護士になってよかった事とそのやりがい

動物看護士になってよかった事とそのやりがい
かけがえのない動物の「命」を扱う動物看護士の仕事は、ただ「動物が好き」という気持ちだけで、続けることは出来ません。

予想以上に心身のダメージが大きい仕事ではありますが、その中でもやりがいを感じる瞬間は多々存在します。
「動物看護士になってよかった」と感じる瞬間をいくつか紹介します。

病気の動物が元気になる瞬間

動物病院で働いている動物看護士のほとんどが、感じるやりがいの一つに「動物の元気な姿」を見ることです。
ケガや病気、その他高齢のための体調不良で来院する動物の多くが、元気が無く、ぐったりとしている状態です。

しかし、様々な治療の甲斐あって、体調が回復し、元気な姿を見せた瞬間は、この上ないやりがいを感じる瞬間です。

飼い主に感謝される時

動物病院に来院されるとき、元気のない動物を抱きしめて、不安そうにしているのが、飼い主です。
家族同様に大切に育てているペットが元気をなくし、落ち込んでいた飼い主が、ペットが元気を取り戻し、元気な姿を見せたときのあの笑顔を見た瞬間、動物看護士は、とても嬉しく涙が出る程だといいます。

そして、その飼い主に「本当にありがとうございました」と一言声をかけられると、「動物看護士になって本当に良かった」とやりがいを強く実感します。

「命」が救えた時

動物病院には、交通事故や病気の発作など、命の危機に直面した動物も数多く運び込まれます。
この状況から、あらゆる手を尽くし、助けられた瞬間は、言葉に表せないほどのやりがいを感じられることでしょう。

このやりがいを感じるには、日々の勉強という怠らない努力が必要となります。

動物との絆が深まったとき

動物は人間のように言葉を交わすことが出来ないため、動物看護士の仕事は、一筋縄では行きません。
しかも、短時間で動物とコミュニケーションを図る必要もあるため、かなりの技術力、能力が要求されます。

そんな動物とコミュニケーションがとれ、目では見えない絆で結ばれた瞬間ほど、やりがいと幸せを感じられる瞬間はないでしょう。

ステップアップができる

頭打ちの決まっている職種とは違い、動物看護士は、努力次第で、ステップアップできます。
相当な努力は必要ですが、目指す先は、高く、あらゆるフィールドでの活躍も期待できます。

ペット業界は今後も熱を帯びることが予想されるため、動物看護士の需要もさらに高まることでしょう。
努力すればその分評価される動物看護士は、他の仕事と比較してもかなりのやりがいを感じられる仕事といえます。

動物看護士の将来性!今後どうなる?

動物看護士の将来性!今後どうなる?
動物を取り巻く状況が年々加熱しているため、今後動物看護士として活躍するフィールドも増えると予想されます。

ここでは、動物看護士をアルバイトからはじめた方が、将来どのようなステップアップができるのかを色々と調べてみました。

ケース1・アルバイトからのステップアップ

動物看護士のアルバイトからスタートした方は、将来、正式な動物看護士として活躍できるよう、認定資格取得を目標にするといいでしょう。

未経験の方がアルバイトで実績を3年重ねると、認定資格試験の受験資格が取得できるので、専門学校や大学に通学しなくても、動物看護士の資格取得が実現できます。

資格を取得すると正式な動物看護士として働けるので、将来は高収入が期待できます。

ケース2・資格取得からのステップアップ

動物看護士として正式な資格を取得して勤務されている方は、より高い技術を学ぶことで個人病院から大学病院へステップアップできます。

個人病院によっては、大学病院なみのお給料を支払える職場もありますが、将来、動物看護の技術を極限まで究めたいという場合は、やはり医療設備の整った大学病院での勤務にやりがいを感じることができるでしょう。

ケース3・動物ボランティア活動へのステップアップ

動物看護士としてさらなるステップアップを試みる方の中には、日本全国を飛びまわって、様々な動物を救う活動に従事する方もいます。

単なる動物好きとは違い、将来は「究極の動物好き」を目指し活動の幅を広げることもできるでしょう。

ケース4・独立開業へのステップアップ

動物看護士の資格を取得しているとはいえ、動物病院を開業することは出来ません。
しかし、動物看護士は、グルーミングやトレーナーとしての技術や知識も備わっているため、これらの業務に特化した動物関連ビジネスを始めることも出来ます。

開業するには、様々な手続き、申請、資金の準備が必要となりますが、ショップオーナーとしての夢を叶えることも将来的に不可能ではありません。

ケース5・副業としてのステップアップ

現在、動物看護士とはまったく無関係の仕事をしている方でも、動物看護士の資格を取得していれば、副業として活動することも出来ます。

例えば、ペットシッターとしての副業を行えば、仕事が終わった夕方から夜までの間に、小遣い稼ぎをする事もできます。

また、万が一結婚や育児、リストラ等で、仕事を失ってしまった場合でも、動物看護士の資格を取得していれば、いつだって復職、転職が出来ます。

特に女性の場合、様々なタイミングで、仕事が続けられないことも多々あるでしょう。
手に職がつく動物看護士の仕事は、将来そのような女性の心強い財産となることは間違いありません。

動物看護士という仕事での楽しい面

動物看護士という仕事での楽しい面
動物看護士の仕事について、とても楽しいと思う場面を実際の働いている方の声からまとめてみました。
現在、動物看護士になりたいとがんばっている方は、先輩方の声を参考にしてください。

楽しい面は「大好きな動物と一緒にいられる」

動物看護士は、「動物が好き」なだけでは、勤まらないという声も多数あります。
しかし、やっぱり、動物が大好きな人にとって、仕事をしている間中ずっと、動物に触れ合っていられることは、この上なく、楽しいことだといえます。

あらゆる種類の犬や猫、見たこともない新種の動物や、世界でたった1匹だけの動物など、実に色々な動物に日々触れあうことが出来ます。

確かに「好き」という気持ちだけで出来るお仕事ではありませんが、やっぱり、動物が何よりも大好きという方にとっては、楽しい一面といえます。

楽しい面は「人間関係」

動物看護士になりたい動機でもっとも多いのが、「動物が好きだから」という意見です。
命を扱う職業であるため、動物看護士の仕事は決して楽ではありません。

しかし、同じ気持ち、同じ志を持つ仲間との仕事はとても楽しく、やりがいを感じられることは間違いありません。
動物が大好きという方は、とても明るく、元気で、前向きな方が多いのも事実です。

また職場は、常に笑い声が絶えず、楽しい人間関係を築くことも出来ます。

楽しい面は「動物が元気になったとき」

世話をした動物の成長を目の当たりにしたとき、動物看護士になってよかった、楽しいと感じる瞬間です。
例えば、生まれたばかりの頃からずっとグルーミングや予防注射を対応してきた犬や猫が、元気に成長した姿を見たときには、「動物看護士になってよかったな」と感じるはず。

また、病気やけがで運ばれてきた動物が元気に走り回る姿をみるだけで、楽しくて仕方ないでしょう。
言葉を交わすことができない動物ですから、元気な姿は、この上ない幸せといっても過言ではありません。

楽しい面は「ステップアップできる」

動物看護士は、努力次第でステップアップできる仕事です。
資格を取得したり、技術や知識を高めたりと積極的に勉強に励むことで、自分の地位を上げることは可能です。

地位が向上すれば、その分お給料も高くなりますし、活躍の場所を広げることも出来ます。
さらには、独立開業でオーナーとして働くこともできるなど、開けた将来を考えると楽しいことばかりです。

上記以外にも動物看護士の仕事で楽しい面は、多々存在します。

意識しておきたい!動物看護士にとって仕事での大変な面

意識しておきたい!動物看護士にとって仕事での大変な面
動物好きにとって、四六時中動物と触れ合うことが出来る動物看護士の仕事は、楽しいことが多いことで人気です。
しかし、残念ながら、仕事をしていてとても大変、辛いと思う瞬間もあります。

ここでは、動物看護士の仕事で「大変だな」と思うことを紹介します。

ケガが多い

動物看護士が接する動物は、必ずしも大人しいとは限りません。
いつもとは違う場所につれて来られた動物は、興奮し、暴れることも多々あります。

その場合、動物看護士は、獣医師やトリマーの作業がしやすいようにと、暴れる動物の身体を固定する必要がありますが、その際、かまれたり、爪で皮膚を傷つけられることもあるでしょう。

場合によっては、大切な顔を引っかかれてしまうことも。
そのため、手や腕、顔が傷だらけになることもあります。

理解が難しい

対動物なので、気持ちを理解することが難しく、大変もどかしい気持ちになることもあります。
「何処が痛いのか」「何をして欲しいのか」その気持ちを、一番に理解したいのに、その表情から読み取ることができないときには、治療も難しく、中々体調が回復しない場合もあります。

長い時間をかけてコミュニケーションを深められる関係でなら、気持ちを理解することも出来ます。
しかし、動物看護士は、短い時間で最低限の情報を読み取る必要があるため、そこが、仕事を続ける上で、とても大変な作業といえます。

体力、精神的ダメージが大きい

動物看護士の仕事は、体力、精神面ともに高い能力が要求されます。
体重の重い犬を診察台に乗せたり、暴れる動物を押さえたり、中腰で長時間グルーミング作業を行うなど、かなりハードな業務となります。

また、ペットを愛するあまりの飼い主から、厳しい言葉をかけられることもあるでしょう。
命を扱う現場であるため、一度足りとも失敗は許されません。

あらゆるストレスが、心身共に深いダメージとなるとても大変な仕事です。

「死」と直面することが多い

動物看護士は、大好きな動物との別れが多いのも事実です。
特に、動物病院で勤務される動物看護士は、元気な動物を対応するよりも、ケガや病気、体調不良の動物と接することが圧倒的に多いため当然、「死」という場面に直面することも多くなります。

年に何度も「死」を目の当たりにする事は、精神的に辛く、それが原因で仕事を辞める方もいるくらいです。

大好きな動物にずっと触れ合うことが出来る楽しそうな仕事、というイメージが強い動物看護士ですが、「好き」だけでは、続けられない大変な苦労もとても多い仕事です。

上記の状況をよく理解し、本当に続けられる仕事なのか、今一度検討してください。

副業として動物看護士の仕事をすることはできる?

副業として動物看護士の仕事をすることはできる?
動物看護士は、副業としても利用できます。
ただし、即戦力として活躍できる経験と、知識、技術力と資格は必要です。

中でも、書面で確認できる動物看護士としての資格は取得しておくといいでしょう。

どんな場所で副業できる?

動物看護士を副業として活用する場合は、以下のような働き方があります。
まず、ペットショップやペットカフェ、美容院等です。

朝8時から夕方5時まで、事務職として働いている方の場合には、夕方以降ペットショップや、ペットカフェ、美容院等でショップ店員として副業できます。

動物看護士は、グルーミングといって、動物の衛生面を管理できる技術力も備わっていますので、かなりの高待遇でアルバイトできるでしょう。

次に、ペットシッターとしても副業できます。
近年、独身世帯で、ペットを飼う方が増えているため副業として最適です。

ペットシッターを依頼する方の多くは、残業で帰宅が遅くなる、休日出勤で家を留守にする、出張で長期家を留守にするなどの理由です。

昼間に本業を抱えている方にとって、副業にするにはとても好都合の時間帯です。
夕方5時に仕事を終え、その後の時間帯にペットシッターとして働くことが出来ます。

休日は、自分の自宅に依頼者のペットを預かったりすることで、本業に支障の無い程度の副業が実現できるでしょう。
動物病院で動物看護士として勤務する場合は、週に1,2回程度の出勤調整で副業が実現できます。

動物看護士を副業にする際の注意点

動物看護士は以上のように、副業も可能な仕事です。
しかし、いくつかの注意点があります。

まず、本業で副業が認められていない場合、万が一副業していることがバレてしまうと、本業がクビになる危険性があります。

事前に確認しましょう。
その他、動物病院等で副業をする場合は、緊急要員から外してもらうといいでしょう。

なぜなら、動物病院では、入院中のペットがいつ様態が悪化するかも分からない危険な状況です。
本業と副業を両立させている場合、緊急事態に対応できず、命を危険にさらす可能性も高いため、その点についてはきちんと話し合っておくようにしましょう。

副業とはいえ、動物看護士は、「命」を預かる大変責任感の強い仕事です。
そのことを絶対に忘れず、安易な行動は決してとらないように心がけてください。

副業で知識、技術、実務経験を積む

動物看護士を副業で続けることで、その能力を高めることが出来ます。
1日のうち、動物看護士として活躍する時間は少ないものの、常に動物看護士の仕事に携わることで、将来とても有利です。

例えば、仕事を辞めなければならない状況に追い込まれた場合でも、ひそかに続けてきた副業を本業としてシフトチェンジすることが可能です。

せっかく動物看護士としての資格を取得しても、その業務から完全に離れてしまっては、習得した技術や知識が水の泡になってしまうこともあります。

ですから、その能力をムダにしないためにも、副業として続けること事も将来のためにおススメです。

動物看護士を経験することで将来は手に職をつけられる?!

動物看護士を経験することで将来は手に職をつけられる?!
動物看護士は、現段階では、特別な資格がなくても働くことが出来ます。
ただし、毎年2月に実施される動物看護士統一認定試験を目指すことで、さまざまな知識や技術力を身につけることが出来ます。

身についたこれらの技術や知識は、将来アナタ自身の財産となってさまざまな場所で有利に活用できます。
ここでは将来有利となる「手に職がつく」動物看護士のメリットを紹介しましょう。

グルーミング技術

動物看護士は、まずグルーミングの技術が身につきます。
グルーミングとは、耳掃除、爪切り、クリッピングにブラッシング、シャンプーなどです。

動物の衛生面をしっかりと管理することは、すなわち、動物の健康管理に繋がるため、とても重要な技術です。
この技術は、ペットショップやペットカフェ、動物病院やホテル、介護施設にシッター、などの職場で活用できるほか、自身のワンちゃん、猫ちゃんの健康管理にも役立ちます。

動物飼育管理技術

動物飼育管理技術は、動物看護士ならだれにでも出来なければならない技術です。
ただ、この技術は、動物病院以外の場所でも幅広く活用できます。

例えば、ペットトレーニング教室や警察犬訓練施設、ペットショップや美容室などでも、対応できます。
言葉の交わせない動物とのコミュニケーションがなくては実現できないため、動物飼育管理はだれにでも出来る職ではありません。

動物栄養学

動物看護士は、動物の食に関する知識も深めていきます。
長く元気に生きるためには、どのようなフードが必要なのか、どのような栄養をどのくらい与えるべきなのか、日々勉強し、研究します。

これらの知識は、ペットフード開発ビジネスで活かすことが出来ます。
その他、病院や介護施設、ショップやシッターとして活躍する場合にも大変有利です。

以上のように、動物看護士になれば、動物に関する特殊な技術や知識を得ることが出来ます。
専門性の高い職を手に持つことで、転職、就職、復職や独立開業にとても有利に働きます。

特に女性の場合は、手に職を持つことは、今後の人生に大きな影響を与えることは間違いありません。
例えば、リストラ、結婚、出産、育児といった場面で、長く続けてきた仕事を失うこともあるでしょう。

そして、次の仕事を見つけるにしても、手に職がない女性では、現実は非常に厳しいと判断できます。
また、家族を支えてきた夫がリストラされれば、家計はいっきに火の車となり、路頭に迷ってしまうことも。

そんな時、手に職があれば、最大の危機に直面しても難なく乗り越えることが出来ます。
ペット業界は、この後もさらなる飛躍を遂げます。

ますまず需要の高まるペット関連ビジネスでもっとも注目される動物看護士という仕事は、女性が手に職をつける最高の仕事の一つといえます。

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