動物に囲まれて仕事が出来たら幸せ~!特に猫好きな人なら猫に囲まれて働きたいと思ったことがあるはず!
でも、働くとなるとその前に知っておくことや準備しておくこともありますよね。
ここでは、ペット業界などで「有利に働くためにやっておきたい」「初めに知っておくと得する」ことをご紹介します。
猫に携わる仕事に就くまでのステップ
動物、特に猫が大好きで、将来は猫関連の仕事に就きたい・・・。
けど、一体何からはじめたらいいのか、分からない方に、猫関係の仕事に就くまでのステップを紹介します。
ステップ1:猫関連の仕事を調べる
猫将来的に猫関連の仕事に携わりたいといっても職種は色々とあります。
職種によって、必要とされる能力や知識、技術力や資格がまったく異なります。
また、専門学校や通信教育だけでは、資格取得の権利さえ与えられない場合もあるため、まずは、どのような職種に就きたいかを明確にする必要があります。
以前に比べると、猫関連の仕事は、とても豊富です。
ブリーダーやペットショップの店員、トリミングスタッフや獣医、ペットカウンセラーやシッターなどなど、ありとあらゆる職種があります。
どの仕事が自分に適しているのか、どんな職種に興味があるのかをじっくりと検討してください。
ステップ2:何になりたいかを決める
猫関連の仕事、と言っても、幅が広く、それぞれに勉強方法や資格、将来性などに違いが有ります。
ですから、学生で猫関連の仕事に就きたいと思ったら、まず何になりたいかを明確にするといいでしょう。
トリマーや動物看護士、介護士やアニマルセラピー、ブリーダー、ペットシッターなど、あなたが目標とする職種を決めることからはじめましょう。
ステップ3:どのような資格が必要か調べる
就きたい仕事が明確になったら、今度は、その仕事に必要な資格、知識、技術等を調べましょう。
例えば、獣医師であれば、医師免許を受ける資格を得るために、大学、その他専門の学校へ通学する必要があります。
トリマーやショップ店員として働く場合は、特別な資格は必要ないため、学生でもアルバイトとして働くことは出来ます。
しかし、トリマーでいずれ独立したい、プロとして活躍したい、高収入を得たい方は、それ相応の資格と技術力が必要です。
ペットショップの店員なら、特別な資格は必要ないものの、接客業のスキルやある程度の猫に関する情報を習得する必要があるでしょう。
また、将来独立開業を目標にしている方は、どのような資格や技術を保持していれば、有利に開業できるかを事前に調べておくことで、開業の際に有利に働きます。
ステップ4:学校を調べる
猫関連の学校というよりも、動物全般に対応する学校、スクール、通信、専門学校が多数存在します。
名称は、各学校のスタイルによって異なり、取得できる資格、技術なども異なります。
また学校によっては、卒業後の就職までトータル的にサポートしているところもあります。
さらに、通学スタイルではなく、通信制度で、猫関連の資格を取得できる学校もあります。
最近では、大学、大学院に「動物コミュニケーション学」等で猫関連の仕事に就職できるだけの知識、技術、資格が取得できるケースもあります。
ただし、学校によって学費、通学年数などもまったく異なるため、入学費用、学費等を調べる必要も在ります。
各学校のホームページから資料やパンフレットが無料で取り寄せることが出来ます。
さらに、オープンスクール、体験学習を定期的に実施している学校もあるので、それのイベントに参加するなどし、自分に適している学校を見つけましょう。
あなたが学生なら「親に相談する」
猫関連の仕事に関するさまざまな情報を集めることができたら、今度は、親に相談しましょう。
なぜなら、通学や通信を利用するには、費用が必要だからです。
親をスムーズに納得させるためにも、資料請求、無料体験学習、就職先、勉強にかかる費用面等をあらかじめ調べて置くようにしましょう。
そして、何故猫関連の仕事に就きたいのかをはっきりと説明できるだけの情報収集も必要です。
ステップ5:バイト、就職先を探す
通学、通信、独学等で猫関連の技術、資格、知識を取得したら、いよいよ就活です。
近年のペットブームを受けて、猫関連の仕事の需要や幅が広がり、あらゆるシーンでの活躍が期待できます。
学校によっては、就活までサポートしてくれるところもあります。
また、通学しなくても、現場に飛び込んで、猫関連の仕事に就くことも可能です。
しかし、資格や技術力、経験のないものが現場に飛び込んでも、これといった仕事を与えてもられず、雑用ばかりの毎日が続く等、理想とかけ離れた仕事になることも珍しくありません。
【ペットワークス】はペット業界専門の求人サイト。どんな仕事があるのか、お給料はどのくらいかなどチェックするのにも便利です。
将来「猫関連のお仕事に就いてみたい!」という想いがあるのであれば、こちらをチェックしてみましょう。
ステップ6:独立開業を目指す
卒業後、バイトやパート、正社員として企業やショップ等で雇われるのではなく、独立開業の実現を考えている方も少なくありません。
ただし、独立開業には、技術や資格、知識だけでなく、資金力、経営力などトータル的な能力が要求されるので、十分な準備期間が必要です。
猫関連の仕事に就くメリットは?
近年のペットブームを受け、関連する職業は急増、仕事のジャンルも幅広く存在します。
また、自宅では、ペットを飼えないものの、猫が好き過ぎて、ペットシッターやブリーダー、トリマーなどの資格を取得し、少しでも動物に関わった仕事に就きたいと考えている方も多いようです。
ここでは、そんな方のために、猫関連の仕事に就くメリットをいくつか紹介します。
大好きな猫に囲まれて仕事ができる
まず、大好きな猫と触れ合っていられるという点です。
家で猫を飼う事が出来なくても、お客様から預かった猫や販売用の猫などの世話ができる、猫ホテルやシッター、ブリーダー、動物看護士などは、常に大好きな猫に囲まれて仕事で続けられます。
ただ、職種によっては、常に猫がそばにいて、体に触れる、という事ができない場合も在ります。
しかし、それでも、大好きな猫のことばかりを考えて、仕事ができます。
専門的な知識や技術が学べる
猫関連の仕事に就くことで、猫のスペシャリストになれます。
専門的な知識や技術があることで、将来的に独立開業も夢ではありません。
また、いずれ自分自身が猫の飼い主になるときにも、完璧な飼い主として猫と接することができるでしょう。
さらに、猫に関する専門的な資格を取得することで、自宅での開業も実現可能で、子育てや家事との両立など、結婚後の女性にとっては、大きなメリットとなることは間違いありません。
猫好きな方と一緒に仕事ができる
仕事を長く続けていく上で、重要なのは、一緒に働く人間との関係性です。
闇雲に飛び込んで働いても、自分との価値観が合わない人間と働いても、ストレスを感じるばかりです。
しかし、猫関連の仕事に従事している方のほとんどが、猫好き、もしくは動物好きです。
同じ価値観や好みを持つ方々との仕事は、とても充実し、楽しい環境であることは間違いないでしょう。
需要が多いので仕事が安定している
10年前に比べて猫や犬、うさぎやハムスターなど、動物を飼う人の数は、倍増しています。
そのため、猫や犬、などの猫、ペット関連の仕事の需要、そして、幅も増え続けており、求人件数も増えています。
さらに、ペットの寿命が延びたことで、高齢化にともなう、高齢ペットを受け入れる施設、世話をする動物介護士や動物看護士等のニーズも高まるなど、今後も仕事が安定してくると予想されます。
また、特別な資格を取得することで、高収入も期待できます。
上記に紹介した以外にも猫関連の仕事につくメリットは、色々とあります。
一方で、少なからずデメリットも存在するので、両方をよく理解したうえで、猫関連の仕事に就くことを検討するといいでしょう。
猫に関係する仕事!どんな勉強してどの位の期間が必要?
猫関連の仕事に就くには、公的ではないものの、さまざまな資格、知識、技術が要求されます。
どのような勉強を、どのくらいの期間必要とされるのかは、各資格や技術等で異なります。
ここでは、猫関連の仕事に必要なポピュラーな資格、技術をいくつかピックアップして紹介しますので、参考にしてください。
1:トリマーの費用と勉強期間
最も人気の高いトリマーは、猫や犬の美容師です。
トリマーになるには、猫の種類別の毛質、体調、種類別性格の把握、カット等の技術が必要です。
そのためには、動物全般の生態、生体、性格、行動、体質などを学んだり、ブラッシング、シャンプー、カットやドライヤー、爪切りや耳掃除の技術を習得します。
目指すは、トリマーライセンス、キャットグルーマーライセンス、愛玩動物飼養管理士などです。
トリマーは民間資格です。
そのため取得までに必要な期間は、学校等の授業内容によって異なり、1年コース、2年コースの勉強期間が設けられています。
集中的に学ぶ事で、半年から10ヶ月程度の短い勉強期間で、トリマーに必要な知識、資格、技術力を身につけることも可能です。
2:動物介護士の費用と勉強期間
以前に比べて、犬や猫の育つ環境が整いつつあるため、動物の高齢化が深刻です。
そのため、動物介護士のニーズも高まりつつあります。
動物介護士に必要な資格は民間資格です。
そのため、必ずしも資格が必要であるとは限りません。
しかし、動物介護士の専門的な知識や技術がなければ、飼い主の要求に十分対応できません。
そのため、動物介護のスペシャリストになるためには、高齢となった猫の介護の仕方を学ぶだけでなく、飼い主の心のケアのための専門的な知識も必要です。
各学校によって認定する資格に違いはあるものの、3ヶ月から5ヶ月ほどの勉強期間で、動物介護士になることは可能です。
3:愛玩動物飼養管理士の費用と勉強期間
愛玩動物飼養管理士は、繁殖した猫を販売するブリーダーや、猫カフェ、ホテルやキャットシッターとして開業する場合に、必ず必要とされる資格です。
ペットケアアドバイザーとも呼ばれており、飼い主からの動物に対する疑問質問、不安等を解消するためのアドバイス、指導ができる資格となります。
愛玩動物飼養管理士になるためには、猫だけでなく、動物全般のことを勉強します。
学校によっては、歴史的背景を学んだり、人間と動物の共存について、動物愛護とは一体なんぞやということを勉強します。
必要とされる勉強期間は、1年ないし、2年で、動物取扱い責任者の資格要件の一つになるので、将来的に独立開業を目標としている方は、絶対に勉強し、資格を取得しておくようにしましょう。
猫関連の仕事にはどんな人が向いている?適正と性格
猫関連の仕事に就きたいけど、自分はその仕事に向いているだろうか。
と、悩んでいる方のために、猫関連の仕事は、どんな人が向いているのか、その適正や性格などを紹介します。
ここでは、実際に猫関連の仕事に就いている方の声から、「向き不向き」をまとめてみましたので、参考にしてください。
1:「体力に自信がある人」
愛くるしい猫とはいえ、対動物なので、体力に自信がある人でなければいけません。
時に全身の力を使って、抵抗する猫ちゃんもいれば、鋭い爪や牙で攻撃してくる猫ちゃんもいます。
そのような場合は、全身を使って、行動を制止しなければならないこともあるでしょう。
そのたびに汗だくになったり、腕や顔などを傷つけられるリスクも高くなります。
また、猫や犬など動物の世話をするには、排泄物の片付け等も日々の日課として上げられます。
猫や犬の排泄物の掃除も並大抵の体力では続けられません。
その他、トリマーの方は、長時間不自然な姿勢で作業をしなければならないこともあるでしょう。
足腰が弱いと、その作業に対応できないので、体力に自信がある方が猫関連の仕事に適しています。
2:「日々勉強が出来る人」
会話の出来ない猫や犬、動物とコミュニケーションを図るためには、猫のスペシャリストにならなければなりません。
とはいえ、猫といってもその種類は、膨大。
現在確認されている猫の種類は、100種類から150種類とも言われています。
種類によって性格も、行動も、食べ物の好みや体質などもすべて異なります。
また、飼い主の育て方、育つ環境や年齢によっても、扱い方は、異なるでしょう。
これらの猫全てにプロとして接するには、日々情報を習得し、技術力向上のための勉強や努力が必要不可欠です。
猫のプロフェッショナルとして、邁進すべく、勉強熱心な方でなければなりません。
3:「我慢強い性格」
人間に甘えることが上手で、見ているだけで癒される猫ですが、状況によっては、人間の予想を超えた凶暴な一面を見せることもあります。
また、扱い方次第で、噛み付いたり、言うことを聞かない、などは日常茶飯事です。
さらに、飼い主のタイプもまったく異なるため、思うようには作業や仕事が出来ないことも多々あるでしょう。
その都度、ストレスを抱えていては、猫関連、動物関連のお仕事に就くことは出来ません。
いかなる時でも、猫の立場、飼い主の立場になって仕事ができる我慢強い性格の方が、猫関連の仕事に向いているといえるでしょう。
以上のことからも、ただ単に「猫が好き」というだけでは、猫関連の仕事で働くことはできません。
主婦、学生でも猫関連の仕事に就ける?誰でもなれる?
猫関連の仕事に必ずしも経験が必要というわけでは、ありません。
そのため、学生や主婦など、経験や資格がない方であっても年齢、性別に関わらず、働くことは出来ます。
ただし、資格や技術、経験等の有無によって、働き方や収入、将来などに、大きな違いがあるので、その点を抑えておくといいでしょう。
ここでは、主婦や学生など、資格や経験がまったくない方でも働ける猫関連の仕事について紹介します。
未経験、無資格で働く
猫関連の仕事で、もっとも働きやすいのが、「ペットショップ」です。
ペットショップは、全国各地に存在し、求人数が多いのも特徴的です。
パートやアルバイト、正社員等あらゆるタイプで募集がかかっています。
また、「資格なし」「経験なし」「性別、年齢問わない」という条件で、働くこともできるのが、一番のメリットです。
ペットショップで経験を重ねることで、次のステップに進みやすく、働いている間に猫関連の学校や資格取得を進めるのにも大変有利です。
職場によっては、資格取得のサポートを実施しているところもあります。
ただし、未経験、無資格者に与えられる仕事内容は、ほとんどが、雑用からです。
ペットショップで販売されている猫ちゃんのゲージの掃除、店内の掃除や接客、商品の入れ替え等が主で、通常のショップ店員となんら変わらない仕事である場合も。
それでも、猫に携わる仕事をしたい、経験を積みたいという方は、まずはペットショップへのアルバイト、パートを考えてみるのも一つの方法です。
自宅で働く
例えば、ブリーダーは、猫を交配、繁殖させ、販売するお仕事のことを言います。
資格以上に経験や技術力、などあらゆる能力が要求されますが、主婦でも十分対応できる猫関連の仕事です。
なぜなら、ブリーダーは、環境が整っていれば、自宅でもできるお仕事だからです。
大好きな猫の世話をしながら、自宅の一室で、ブリーダーとして働けるのは、子育て中や家事に忙しくしている主婦にはおススメです。
その他にも、トリマーや動物看護士、介護士やシッター、などの資格をとっておけば、子育てがひと段落した後の仕事として、本格的に仕事復帰することも出来ます。
通学、勉強をしながら働く
通学中、資格取得のための勉強中の学生でも猫関連の仕事で働くことは出来ます。
アルバイトとしての勤務になることがほとんどですが、1日2時間から5時間程度の業務内容で募集しているところが数多く存在します。
動物病院内の掃除、世話やペットショップ、シッターや猫ホテルのフロントスタッフなど、学生との両立は、十分可能です。
将来なりたい職種に近い環境で働くことで、卒業後の就職先、技術力、知識の習得にも大きなメリットとなるでしょう。
また、夜間通学や通信制度を利用すると、仕事をメインとしながら資格取得も実現可能です。
以上のように、猫関連の資格取得に、年齢、性別、主婦や学生などの制限は有りません。
誰にでもなれる可能性の高い仕事です。