整体師はどんな職場で活躍する仕事?
あらゆる手技を用いて、健康づくりのサポートや不調を取り除く施術を提供する整体師の仕事は、近年人気が急増しています。
その理由として、
・西洋医学とは異なる視点からのアプローチ
・リスクの高い薬の服用が避けられる
・トータル的な健康アドバイスが受けられる
・西洋医学で対処できない不調にも対応する
という点で整体を利用する方も年々増え、将来的な需要も高まっています。
このような事から、「整体師になりたい」という方が多く、整体師の知識や技術を学べる環境も以前に比べて多くなっています。
そこで今回は、さらに整体師についての理解を深めて頂くため、資格取得後
・どんなところで活躍できるのか
・整体師の就職先って?活躍の場所は?
・独立開業について
などについて詳しく説明します。
整体師ってどんなところで活躍できる?就職先は?
整体師は、無資格でも整体師として活躍できます。
しかし、国家資格や民間資格を取得することで、ワンランク上の知識や技術が習得できるため、活躍の場もさらに広がります。
ここでは、整体師の資格取得後に活躍できる場所、就職先などをいくつか紹介しますので、参考にしてください。
また、就職先により整体師に求められる知識や技術、資格に多少の違いがあります。
計画的かつスムーズな資格取得を進めるためにも、あなたが活躍したいステージでは整体師にどのような能力を要求しているのかを把握しておくようにしましょう。
1、整体院
整体院とは、肩こりや頭痛、腰痛、体の歪みや疲労など一般的な体調不良の改善から、交通事故後のむち打ち症や病院の検査で「異常がない」と診断された未病と呼ばれる症状、さらには小顔矯正やO脚強制などあらゆる症状や体調不良に対応する施設を言います。
対応できる症状が幅広い事から、若い人から高齢者、男女問わずあらゆる方々が利用されているのが特徴です。
また地域に密着していることからアットホームな環境であることも整体院の特徴といえます。
最近では、手技以外の器具を用いた新しい手法にて整体の技術をあらゆる角度から提供している施設も増えています、
2、カイロプラクティック院・サロン
カイロプラクティックとは、主に脊椎に注目した整体のことで「体全体のゆがみの矯正」「痛みの軽減・緩和」「機能の改善」を行い、体本来の機能を取り戻す事を目的にしています。
例えば、ヘルニアの手術を受けたのに、術後に痛みが全く取れない、違和感があって不調が続いている、またヘルニアと診断され手術を勧められているけど、手術にはどうしても踏み切れず、別の方法で症状を改善したいといった方々が、カイロプラクティック院やサロンを利用する事があります。
その他、腰痛や頭痛、肩こりや股関節の歪み、膝の痛み、疲労回復、姿勢矯正、自律神経の調整、ストレス緩和などにも対応していることから、働き盛りの中高年から加齢による衰えを感じる高齢者、生活習慣病が気になる年代の方々の利用者が多いのが特徴です。
海外では、補完代替医療の医療職として公認されていることからも、今後日本でもこれらの施設で働く整体師の重要性がますます高まると予想されています。
3、リラクゼーション施設・サロン
現代は、ストレス社会と言われています。
特に、30代、40代以降は、仕事と家庭、人間関係という重圧がのしかかり、日々強いストレスにさらされています。
このような方々が求める先が、リラクゼーション施設やサロンです。
リラクゼーション施設やサロンの整体師は、ストレスを抱える方々の心身の緊張を解きほぐし、癒しを与えます。
その際、アロマ精油を活用したハンドマッサージやオイルマッサージ、トリートメントなども行なうこともあります。
アロマ精油を活用した施術法は、ストレスの緩和だけでなく、美肌、デトック、脂肪燃焼効果も高いことからOLさんや主婦など女性の利用者が多いのが特徴です。
そのため、一般的な整体院と違い、お店の雰囲気が柔らかく店内はアロマの香り漂う工夫が施されています。
柔らかな雰囲気の環境で、女性利用者を相手に施術を提供されたい方に最適な就職先です。
4、エステサロン・エステ院
整体の施術を受けることで、小顔効果や痩身効果、デトックによる美肌効果など“美”に直結する作用があることから、整体師の就職先は、エステサロンやエステインなどにも広がっています。
美に関心の高い女性の利用者が圧倒的に多いことから、肩こりや腰痛といった症状ではなく、スキンケア、ダイエット、美肌といった施術メニューが多くなります。
近年では、ネイルサロンやヘアサロンとの併設も多いので、美のステージで整体の技術を提供したいという方の就職先に最適です。
5、介護施設・福祉施設・老人ホーム
総人口に占める65歳以上の高齢者が増大した日本は、今まさに超高齢者社会です。
今後も高齢者率はますます高まり、日本全国には、ものすごい数の介護施設、福祉施設、老人ホームが建設されています。
膨大な数の高齢者施設には、加齢による機能低下という症状で苦しむお年寄りがたくさんいますが、その症状を少しでも和らげるお手伝いをしているのが整体師の存在です。
整体師の技術は高齢者の体に現れる痛みや不調を取り除くだけでなく、施術をしながらの会話で心のケアも同時に行なっていることから、整体師を求める医療施設は年々増えています。
6、ホテル、スパ、銭湯
ホテルやスパ、銭湯などでも整体師の求人が多くなっています。
特に、ホテルでは、宿泊客に対するサービスとして整体を取り入れているところも多くなっています。
人気整体師になると、整体を受けたいがためにわざわざホテルへの宿泊を希望される方もいるほどです。
また海外セレブは、スパつきホテルの整体を受ける事をステイタスとしているので、《海外という大きなステージにて整体の技術を提供したいという方にお勧め》の就職先です。
7、マタニティ整体院、産婦人科
お腹が前に突き出て、体重が一気に急増する妊婦さんの7割以上は、腰痛や肩こり、股関節痛といった症状に悩まされます。
しかし、辛い症状を「お薬で」というわけにもいかないのです。
そのような時に大活躍するのが整体師です。
整体師の最大の魅力は手技で症状の緩和を目指す事が出来る点です。
そのため、妊婦さんにとって、整体師は不可欠な存在で、マタニティ整体は大変人気です。
ただし、《妊婦整体は一般的な整体と違う部分もありますので、これらの施設への就職を希望される方は、通常の整体に加え、妊婦整体についても学ぶようにしてください。》
整体師の将来性って?独立開業の可能性は?
以上、7つの就職先や活躍の場所を紹介しましたが、それ以外にもスポーツ施設やリハビリ施設など実に様々な場所で整体師として働く事が出来ます。
特に、高齢者施設における求人は、今後もますます増大することが予想されます。
また整体師としての活躍の場所は、「就職」だけではありません。
技術や知識を高めた先には、独立開業という道も開けています。
レストランや喫茶店、ヘアサロンなどと違い、整体師の独立開業は比較的実現しやすいのが魅力です
その理由は
・手技がメインなので、特別な器具、道具の準備が必要ない
・わずかなスペースで開業できる
・スタッフを雇わなくてもスタートできる
という点です。
例えば、すぐにでも開業したいけど、資金調達が難しいという場合は、出張整体専門として独立開業も可能なのです。
その場合は、携帯やスマホで出張依頼を受け、後は指定された場所に出向き施術を行なうだけなので、特別な資金準備は必要ありません。
また、自宅の一角を整体院として使うこともできますし、顧客がつくまでは、予約制で技術を提供することで、一人でも十分開業できるでしょう。
このように、整体師の独立開業は、他業種に比べ比較的実現しやすいのが魅力です。
ただし、成功するには利用者の満足度を高める必要があるので、他のだれにも負けない整体師としての知識、技術をしっかり養うようにしてください。
そのためには、やはり資格取得は重要なので、
・どのような施設で働きたいのか
・就職先ではどんな整体師を求めているのか
・どんな技術や知識が必要なのか
を明確にし、計画的に整体師の資格取得に向けての準備を進めるようにしましょう。
「整体師はどんな職場で活躍する仕事?」のまとめ
整体師の就職先、働く場所や独立開業について
主な就職先は、
・整体院
・カイロプラクティック院・サロン
・リラクゼーション施設・サロン
・介護施設・福祉施設・老人ホーム
・ホテル、スパ、銭湯
・マタニティ整体院、産婦人科
などで、それぞれに特色が異なり、整体師に求められる内容も異なります。
独立開業については、他業種に比べ比較的実現しやすくその理由として
・特別な器具、道具準備金が必要ない
・わずかなスペースで開業できる
・一人でも開業できる
等があります。
どんな場所で働きたいか、そこではどんな整体師を求めているのかなどが分かれば、整体師になるための準備が早めに出来ます。
上記情報を参考に、整体師への道のりに1日でも早く、その一歩が踏み出せるようにしてください。
整体師のやりがいと、どんな心構えが必要?
「体調が悪い人を少しでも元気にしてあげたい」
「病院で異常がないと診断された方に対し諦めず力になりたい」
「薬の負担を軽減しながら体本来の機能を取り戻したい」
など、整体師の魅力はたくさんあります。
その魅力に引かれ、今、整体師になりたいと思う方が急増しています。
そこで今回は、
・整体師のやりがいや魅力
・一流の整体師になる為の心がまえ
・身につけておくと良いスキル
などを紹介します。
整体師になる魅力とやりがい!
整体師の魅力はとてもたくさんありますが、現役の整体師が感じる「整体師になって良かった」と思う魅力を紹介します。
1、患者さんが元気になる
整体師として、最大の魅力ややりがいに多くの現役整体師さんが口を揃えるのは
「自分の技術力により患者さんが日に日に元気になっていく様子を目の当たりにする」
ことです。
患者さんの中には、かなりの体調不良を自覚しながらも様々な病院の検査の結果において「どこにもこれといった異常は見当たりません」と診断され、途方にくれている方もいます。
そんな患者さんが、整体師の手技のみの施術で体本来の機能を取り戻し、日に日に症状が改善し元気になっていく様子は、何にもかえがたい瞬間だと実感されています。
自分の手で、誰かの不安や不調を取り除く事ができると考えると、整体師のお仕事がいかに魅力的であるかがわかると思います。
2、明日に活力を与えられる
頭が痛い、腰が痛い、足腰がうごかない、体だるい・・・。
このように体に少しでも不調が現れると、何に対してもやる気が起こらず、次第に未来への希望も失われていきます。
例えば、仕事でストレスを抱える男性はしっかり睡眠を取りたいのに、なぜか寝付けず疲労が蓄積し、仕事への活力を失ってしまいます。
結果、仕事でミスを連発し昇進がなくなり、収入が減り家族の不和が生まれ、明るい未来が閉ざされるかも知れません。
また、高齢者の場合、見るからに衰える自分の姿と現実に襲いかかる体への不調により生きる希望を失う事もあるでしょう。
そんな時、整体師の施術でわずかでも体調不良が改善されれば、明日への生きる希望へと繋がるのです。
体調が良いと些細なストレスにも果敢に挑む事が出来ます。
整体師は、肩こりや疲労、頭痛などの体調不良そのものを改善するだけでなく、その先にある未来にもプラスの可能性を広げる事が出来るお仕事なのです。
3、直接感謝される
整体師は、患者さんに直接触れ合うので、結果が出れば面と向かって「ありがとう」と感謝されます。
当初、体調不良によって歪み苦しんでいた表情が、整体師の施術により次第に柔らかくほほえましい笑顔に変わり、そして感謝されるその瞬間はひとしおです。
4、西洋医学で諦めた不調に挑める
整体は、西洋医学とは異なるアプローチで不調が改善できます。
そのため、病院では「原因がわからずこれといった治療ができない」と診断された方の不調にも対応できます。
もちろん、最新の医学で発見できない不調を見つけ、そこに挑むのですから簡単ではありません。
ただ整体では、これまでにあらゆる不可能を可能にしてきた多くの実績があるため、今現在、様々な方々に選ばれ頼られているのです。
整体師としてやりがいを多く実感するために必要なスキル
整体師のやりがいや魅力を多く実感するには施術の結果を出さなければなりません。
そのためには、患者さんが「整体師にお願いして本当に良かった」と思ってもらうことが大事です。
それを可能にするには、慢心せず、日々技術力向上に努める必要があります。
ただ整体の技術だけを磨いても、患者さんの満足度を高めることは出来ません。
そこで、技術以外に一流の整体師に必要とされるスキルをいくつか紹介しましょう。
1、観察力
整体師は、医師のようにレントゲンを使ったり、脳波を確認するような医療行為は行なえません。
問診や触診、カウンセリングで患者の不調を見つけなければなりません。
そこで、要求されるのが、「観察力」です。
例えば、カウンセリングの際、マニュアルどおりの質問をするのではなく、患者の発する些細なサインもすべて拾える観察能力が求められます。
指の動き、足の動き、癖や日常生活から見える習慣など。
患者の声や動作に集中できる能力を高めましょう。
2、コミュニケーション能力
患者さんの抱える悩みや不調をより正確に聞きだすためには、コミュニケーション能力は不可欠です。
また、整体院の利用が初めての方の場合、不安で、いつも以上に体が緊張していることもあるでしょう。
リラックスした状態で施術を受けてもらうためにも、患者の心を和らげるためのコミュニケーションが必要です。
3、メンタルケア能力
整体院を利用される患者さんの多くは、原因不明の不調により精神面の著しいダメージも見られます。
逆に、精神面のダメージから原因不明の不調を引き起こしている可能性もあります。
そのため、メンタルケアも出来る整体師が近年注目されています。
例えばセラピスト整体師は、整体師の技術を含みつつメンタルケアも出来る整体師としての能力が養われます。
「整体師」の仕事って大変な面
ここまで整体師のやりがいや魅力、そしてやりがいをより多く実感するために必要な整体技術以外のスキルなどを紹介してきましたが、整体師のお仕事は決して楽ではありません。
独立開業により年収1000万以上も稼げるなど将来への夢も広がっていますが、良い面ばかりではないという事もこの機会に理解しておきましょう。
では、どのような面が大変なのか具体的に説明します。
1、体力
整体師は、手技をメインとしているので、体力が要求されます。
例えば、一人当たりの施術時間を30分とし、1日10人の患者さんを相手にした場合、トータルで5時間もの間、ずっと立ちっぱなしで施術している事になります。
その間足や腰、指先には常に力を入れている状態なので、施術終了後には相当な疲労が蓄積されている事でしょう。
整体師として長く活動したいなら、疲労をいち早く回復させる、体力を養うべく運動をするなどでカバーしましょう。
2、効果が必ずあるというわけではない
整体を利用される患者の多くは病院では「異常がないと診断された」「原因が分からない」などです。
医療技術の進歩は目まぐるしく、素晴らしい器具も誕生しています。
それでも原因が分からず、不調が改善出来ない症状ばかりなので、それを手技メインで改善するのは決して簡単ではありません。
そのため、中には、いくら施術をしても一向に改善されない場合もあるでしょう。
そのような患者様をゼロにする事はできませんが、少しでも多くの方に症状を緩和してもらい笑顔を増やすためにも、自らの技術力に慢心せず、日々向上するための努力を惜しまないようにしてください。
「整体師のやりがいとどんな心構えが必要?」のまとめ
人に感謝され、人の役に立つという魅力ややりがいがある一方で、手技だけでは症状がなかなか改善できないという問題もあります。
西洋医学でも東洋医学でもどうすることもできない病を完全になくす事はできません。
それが現実です。
しかし、少しでも多くの患者さんの症状を楽にするためにも、施術以外の
・観察力
・コミュニケーション能力
・メンタルケア能力
等のスキルを備え、慢心せず技術向上に努めるようにしてください。
整体師の収入はどのぐらい?就職した時の給与は?独立した場合の年収は?
整体師のお給料や収入が現在、どれほどのものか把握していますか?
働き方や資格の有無、働く環境や状況により整体師の収入は大きく異なります。
お給料や収入はとても大事なことなので、この機会にしっかり把握しておきましょう。
求人情報から把握しよう!整体師のリアルなお給料事情
整体師のお給料は、現在出されている求人情報の詳細から把握できます。
求人情報は、インターネットで、全国版が検索できるので早速調べてみましょう。
「整体師 求人」と検索すると現在2000件以上の求人情報がヒットします。
その中からいくつか紹介します。
民間資格も大歓迎!正社員で働く整体師のお給料
平日9時から12時、15時から20時の間でシフト制、そして、土曜日9時から17時までの勤務で週4日からもOKと、働き方がとても幅広くメインでのお仕事から副業まで様々なライフスタイルに合わせて整体のお仕事が出来ます。
さらに、ブランク可能、民間資格でも十分正社員として働く事が出来て、月給は未経験であっても17万からスタートと大変魅力的です。
昨今、賞与がカットされている中、各整体院では、夏と冬に賞与の実績があり、十分な待遇面となっています。
ただし《国家資格・民間資格をお持ちの方は基本給にプラスαで高収入、高待遇となっていることから整体師に関する何らかの資格は必須。》
某有名整体院の求人!メンタルケアが出来る整体師を募集!
雑誌、メディア等でかなり有名な某整体院からの求人も多数あります。
近年話題のセラピスト兼整体師は、体だけでなく、心のケアも出来ることからストレスからくる不調にお悩みの患者様に需要が高まっています。
そんな整体師の求人も多く、一般的な整体師と比べて高収入も期待できます。
正社員、アルバイト、契約社員など様々な働き方が選択可能で、資格があれば、未経験でも採用可能で充実した研修制度により技術スキルの向上、接客マナーを学ぶことが出来る等の求人も目立ちます。
この場合、働きながら資格取得が目指せる点が魅力です。
お給料は、正社員登録で月給制20万から25万円で、パートアルバイトの場合は、時給960円から1000円からのスタートとなります。
1日1時間からでも可能!ライフスタイルに合わせて働ける
フルタイムもダブルワークでも、働き方色々選べるこちらの整体院の求人も数多くあります。
その場合、なんと1日1時間からの就業も可能で、副業やアルバイト、ちょっとしたお小遣い稼ぎにとあらゆる目的で働く事ができます。
・整体師にはなりたいでも、別の仕事にも興味があって出来ればWワークしたいもしたい
・整体の資格を取得したくて学校に通っているから、仕事は短時間で済ませたい
・資格取得を目指しながら、現場の雰囲気も働きながら感じたい
という方に最適です。
フルタイムの場合は通常月給17万程度からのスタートですが、能力、実績に応じ70万から100万の収入も実現可能と魅力的。
ノルマや規定時間に縛られずに整体師になりたい方、生活状況や目的に合わせて自由に働きたい方は是非このような求人を参考にしてください。
整体院を独立開業した場合は、どれくらい稼げる?
では、次に「雇われる」のではなく、「開業」した場合の収入を調べてみます。
ちなみに、開業した場合の整体師の成功額は「年収500万以上」と言われています。
中には開業からわずか3ヶ月ほどで、月収100万を突破した方も少なくありません。
つまり方法次第で、これ以上の収入を実現することも不可能ではないのです。
そのためにも正しい経営方法を学び、自分の能力を日々高める努力は必要です。
スクールや通信では整体師に関する技術や知識を教えるのではなく、開業した際の経営方法などのアドバイスやサポートなどの制度を充実させているところもあります。
資格取得後の独立開業を目指しているかたは、スクールや通信講座を選ぶ場合には、これらの制度の有無も確認するといいでしょう。
手技をメインとしている整体師は、飲食店などと違い開業することでロスになる費用もほとんどありません。
そのため、やり方次第でいくらでも稼げる職種といえるのではないでしょうか。
整体師として独立開業するには?
整体師として独立開業するには、「開業届」の提出のみで出来ます。
ただし、施術内容によっては、マンションやアパートなどの場所での開業において管理会社の許可が必要となることもあるので、事前に確認しておきましょう。
その他、店舗を持つことなく独立開業も出来ます。
その方法が、出張整体です。
出張整体とは、お客様が宿泊するホテルや宿に出向いたり、会社の福利厚生の一貫として社に出向くなどの方法があります。
その他、妊婦さんや子育て中の方、高齢者で外出が難しい方の自宅に足を運び、そこで整体を行なうという方法も現在注目されています。
出張整体という形で独立開業した場合、店舗にかかる費用の負担がないため、まとまった開業資金を準備する必要もありません。
出張整体が難しい場合については、フランチャイズや自宅を改良するなどの方法でも独立開業が実現できます。
「整体師の収入はどれくらい?就職した時のお給料は?独立した場合の年収は?」のまとめ
整体師の働き方は、色々とあり、それぞれに年収やお給料、その他待遇面が異なります。
初心者や未経験、無資格でもすぐに働ける整体院もあり、時給970円からスタートできます。
正社員として働く場合には、月給17万円からのスタートが一般的で、技術力、実績に応じ月収50万以上を目指すことも可能です。
さらに高収入を目指すには、独立開業が最適で年収500万から1000万が目安となります。
ただし、独立開業で高収入を得るには、整体師としての技術だけでなく、経営の知識も必要なので、将来独立開業を目指している方は、整体師の知識、技術の習得とともに、経営の知識も今のうちに学んでおくといいでしょう。
整体師として独立開業した場合どうなる?
整体師を目指す方の中には、将来は自分の店を持ちたい、独立開業して店舗を全国に拡大したいという夢を持っている方もいるでしょう。
しかし、実際に整体師で独立開業するには
・どのような方法で独立開業するのか
・将来性はあるのか
・独立開業のメリットは何?
など不安に思う点も多いと思います。
整体師として将来独立開業した場合の情報をまとめました。
整体師で独立開業する場合の仕方と手順
整体師としての独立開業のイメージを持っていただくためにも簡単な独立開業の手順を紹介します。
1、方向性を決める
整体師といって技術提供の方法は色々とあります。
例えば、個人で店舗を構えて客を迎え入れるスタイルから、フランチャイズで開業する方法。
そして、店舗を持たず、出張整体としてお客様のもとに自らが足を運び技術を提供する方法などがあります。
また個人店舗といっても、整体院として位置から店を持つやり方もあれば、自宅兼整体院として開業することも出来ます。
フランチャイズの場合は、どのネームバリューを利用する方によって、集客率も異なってくるでしょう。
さらに、肩こりや腰痛などを中心とした整体院にしたいのか、それとも体のゆがみを整えたり、小顔矯正など「美」を中心とした精術を提供したいのか、はたまた、マタニティ整体など妊婦さんに対応した整体院にしたいのかなど、どのような顧客をターゲットにしたいのかも明確にしなければなりません。
それによって、構える店舗の雰囲気や提供する技術、知識やその他必要とされる能力も、立地条件も異なってきます。
自分が、《どんなスタイルで整体師として独立開業したいのかを明確にしましょう。》
2、開業に必要な手続きを知る
整体師として開業する場合に必要な書類や手続きがあります。
まずは、開業する地域の税務署に開業届けを提出しましょう。
施術の内容によっては、さらに関係書類の提出や手続きが必要となるので、あらかじめ関係機関にてご確認ください。
また開業する場所が、マンションやアパートなど賃貸の場合は、管理会社や家主さんへの許可申請が必要です。
3、開業にかかる費用を知ろう!
他業種に比べて比較的開業資金が少ないとされる整体師の独立開業ですが、
・店舗準備金
・設備費用
・広告費
・運転資金
などは、最低限必要です。
店舗準備金としては、自宅兼事務所の場合だとリフォームなどの工事費用のみとなりますが、新たに店舗を契約する場合は、保証金や敷金、礼金などの準備が必要です。
設備費用に関しては、施術台としてのベッド、椅子、受付カウンターや待合室、電話、レジなどとなります。
広告費用は、ホームページやSNSを活用することでかなり抑えることができますが、チラシを作成したり専門業者にWEB制作を依頼する場合は、高額になる事も。
運転費用としては、1年から2年ほどの家賃、水道光熱費用、その他保険や人件費などの維持管理が必要です。
参考までに、自宅兼整体院として開業する場合に必要とされるのが20万から50万前後。
アパートやマンションの場合は100万前後、店舗物件を新たに賃貸した場合は300万前後、フランチャイズの場合は諸々含め1000万になることもあります。
以上が、開業までの簡単な手順となります。
ただし上記はあくまでも開業までの手順であり、月に少なくとも30名以上のお客が入らなければ、経営する事はできません。
そのための経営ノウハウや努力も必要とされます。
《整体師に必要な資格取得可能なスクールや通信では、独立開業のサポートや経営のノウハウまで一貫して提供しているところもありますので、整体師として独立開業を目指している方は、これらのサポートをしているところを選ぶといいでしょう。》
整体師として独立開業した場合のメリット
整体師として独立開業した場合の最大のメリットは、「収入面のアップ」です。
独立開業の場所や地域、経営の状況等により独立開業後の収入には大きな差は生じますが、成功すれば年収1000万も夢ではありません。
中には、独立開業後に指導者としての地位を獲得し、講演会の実施やメディアへの露出も増えた事で年収がさらにはねあがり3000万円に到達した方もいます。
これはあくまでも成功した例ですが、アルバイトやパート、正社員として雇われるよりもはるかに高収入が期待できるのです。
その他、独立開業することで、自分のペースで働くことが出来ます。
つまり、1日の時間を自分の自由にスケジュール管理できるのも独立開業の魅力です。
また肩こりや腰痛などの症状に対応できる一般的な整体院ではなく、美容面やメンタル面にも対応できる整体院にしたい、今までにないタイプの整体院にしたいなど、《自分の思うままに整体院を一から作り上げられる》のも独立開業のメリットといえます。
ただし、独立開業で成功するためには、整体師としての優れた技術力や経験、豊富な知識に加え、経営能力なども求められるので、独立開業に必要な事を早めに把握しておきましょう。
「整体師として独立開業した場合どうなる?」のまとめ
誰もが一度は抱く、整体師としての独立開業について、色々と紹介しました。
まず手順として3つ。
・方向性を決める
・開業に必要な手続きを知る
・開業にかかる費用を知ろう
自宅兼整体院と、整体院として新たに店舗を構える場合とでは、手続きや開業資金が違います。
また、開業には税務署への申請や管理会社への手続きなどがあるので、事前確認が必要です。
その他、開業資金は、自宅兼整体院がもっとも安くフランチャイズの場合は、数千万以上になることもあります。
そして独立開業のメリットとして、収入面のアップ、時間が自由に使える、理想の整体院が作れるなど3つを紹介しました。
ただし、開業したからと言って必ずしも成功するというわけではありません。
成功を実現するためには、知識、技術面の習得、向上そして資格取得に加え、経営ノウハウも必要です。
上記を参考に、独立開業を視野にいれた早めの準備をしておきましょう。