犬関連のお仕事は「手に職をつけられる」?メリットやおススメの資格
手に職をつけると将来有利!なんていいますが、手に職をつける!とは、一体どういう意味だと思いますか?
例えば、特別な資格がなくても、ある程度の時間をかければ、
- だれでも出来る仕事
- だれにでも就ける仕事
というのは、ここで言う「手に職をつける」という意味にはなりません。
手に職をつけるには、専門的な知識、技術を習得したのち、特別な資格を取得したものが行う仕事の事を意味します。
そのため、「手に職をつける」というのは、ものすごく大変で、ものすごく意味のあることなのです。
「スペシャルな技術、スキルを身につける」という事
仕事といってもその数はとても多く、年齢問わず、経験問わず、誰でもできる仕事もたくさん存在します。
しかし、特定の資格、技術、スキルや経験がなければ、絶対に就けない仕事というものがあります。
犬関連の仕事で言えば、獣医師や動物看護士、トリマーに動物訓練士、ペットシッターなど・・・。
これらの仕事は、時間をかけ、時に何度も受験に失敗し、長い下積みを経てようやく手にできる資格、経験を持って、専門的な仕事に就くことを意味します。
そのため、「手に職をつける」ことは、それ以前から、数多くの勉強に時間を費やし、さらに職場で経験を重ねてはじめて手に職をつけるのです。
時間がかかるのは当然ですよね。
ですが、一度手に職をつけると、将来は安泰で、例え途中で仕事を離れ、別の道に進んだとしても、再び犬関連の仕事に戻ることも、仕事探しで苦労することもないでしょう。
ましてや犬関連の仕事は、今後需要が増えると予想されていることから、他の仕事に比べると「手に職をつける」ことによって、かなり約束された将来となることは明らかです。
「手に職をつける」にはどうしたらいいの?
ただ、手に職をつけたい、といっても、どうやればいいのか、分からないという方も多いですよね。
犬好きで、実際に犬を飼っているし、お世話もしているから日々の生活程度ですぐにでも専門的な職場で働き、「手に職がつく?」という事ではありません。
手に職をつけるためには、まず、あなたがどのような職業を目指し、その職業には、どのような資格や技術が要求されているのかを知り、その技術、資格を取得するには、どのような勉強が必要なのかを調べ、がむしゃらに勉強し、その技術、能力を持って、犬関連の仕事に就くという道のりを、歩まなくてはいけません。
次に「長く活かせる資格」を取得して手に職をつけるのに、おススメの仕事を紹介しますので参考にしてください。
「手に職をつける」おススメの資格と仕事
1、 医療系の資格(獣医師、動物看護士、介助士など)
手に職をつけるという意味では、かなりスペシャルなのが、医療系の資格と職場です。
一度手につけたら、何歳になっても、職に困ることはなく、独立開業等も夢ではありません。
ただし、他の資格等に比べ、難易度が高く、時間もかかるので、早めに進路を決めるようにしましょう。
2、 トリマーの資格
「手に職をつける」という事ですぐにイメージする職種かもしれませんね。
トリマーの資格を取得し、ある程度の経験と実績を積みかさねれば、ハサミ、ブラシなど必要最低限の道具さえあれば、あとは腕次第で、どこででも活躍できます。
場合によっては、自宅の一室を改装して、自らのショップを立ち上げる事もできるなど、特に女性に人気です。
3、動物管理栄養士の資格
家族同然、子供同然として大事に飼われている犬に対する食生活のあり方も以前とは大きく異なります。
そのため、ペットフードだけでなく、犬が安全に食せるケーキにクッキー、飲み物などの開発、研究も進み、動物管理栄養士の存在価値も高くなっています。
しかも動物管理栄養士は、豊富な知識さえ頭に詰め込むことさえできれば、獣医師や看護士、トリマーのように特別な道具は一切必要ありません。
経験を重ね、手に職をというよりも、自分自身の体一つで、仕事を長く続けることが出来ます。
知名度がアップするとテレビなど活躍の場所を広げる事もできるので、注目のお仕事です。
犬関連の仕事の「やりがい」はどんな部分で感じる?
時に「死」という悲しい状況に直面したり、モンスター飼い主からの理不尽なクレームを受けたりと、辛い事も多い犬関連の仕事ですが、待遇やその他、お給料意外にも働く喜び、やりがいが多いことでも人気です。
だからこそ、一度は仕事から離れても、再びリターンして犬関連の仕事に戻る人が多い理由かも知れません。
この記事では、犬関連の仕事の「やりがい」について、ご紹介します。
1、犬を救える
ペットとして飼われている犬の数は、年々増え続け、ある地域では、人間の数よりも犬や猫などの数が多い、という状況となっている事もあります。
それほど、多くの方が、犬を家族の一員として迎えていますが、その一方で、自分勝手に処分、放棄したり、虐待によって無残な飼われ方をしている犬なども少なくありません。
そこで近年行われているのが、殺処分ゼロの動きや、飼い方の指導、里親探しなど、様々な取り組みです。
このような取り組みは、あらゆる施設、機関、職場で実際されており、犬関連の仕事に就いている方にとっての「やりがい」の一つになっています。
例えば、保健所や動物愛護センターでは、ただ単に迷い犬を保護し、処分する、だけでなく、1匹でも多くの犬が、新しい飼い主のもとで、幸せな余生を過せるような活動が活発です。
その他、動物病院では、定期的に飼い方の指導やアドバイスの時間を設け、無償で検診や避妊・去勢手術に対応しているところもあります。
職種によって、やり方はさまざまですが、1匹でも多くの犬が幸せで、快適に人間との共存ができれば、と考えて仕事を続けられる事は、なによりのやりがいになります。
2、人を救える
犬関連の仕事は、犬だけでなく人間も救えます。
特に盲導犬・聴覚犬、災害救助犬、介助犬の訓練士については、障害を抱える人間の一部となる犬を育て、訓練するお仕事なので、やりがいはひとしおです。
自分が育て、訓練した犬が、人一人の人生に深く関わっていくのを目の当たりにするのは、感慨深いものがあるでしょう。
その他にも、警察犬、麻薬探知犬等も直接ではありませんが、その活動が人間の安定で平和な社会生活を守っていると考えると、やりがいがありますよね。
3、人や犬を喜ばせる
犬の洋服、ペットフードにサプリメント、おもちゃや日用品などを開発、研究、製造している方は、直接ではありませんが、人と人間を喜ばせるというやりがいを感じられます。
特に、長年の研究によって誕生したペットフードなどで犬の健康管理がしっかりできたら、犬も人間も嬉しいですよね。
犬や飼い主に直接触れる機会はないかもしれませが、評判が自分の耳に入った時には、「この仕事をやっていて良かった」と思うはずですよ。
4、特別なスキルが身につく
犬関連の仕事は、特別で特殊なスキルが身につきます。
そのスキルをもって、経験を積み重ねれば、手に職をつけることができるので、将来ものすごく役に立つでしょう。
手に職がつけられると、独立開業やフリーとしての活動、さらには日本国内にとどまらず、世界に視野を向け活動の幅を広げることにもなります。
特に、女性の場合、手に職を付けることによって、ママになっても、何歳からでも、そのスキル一つで、自立する事は可能なので、将来に不安を抱える心配もありません。
それだけで、やりがいを感じられるのではないでしょうか。
犬好きには辞められない!犬関連の仕事での楽しい面
犬が大好きすぎて、犬関連のお仕事に就いちゃった!という方の体験談や口コミから、お仕事をする上で「これは楽しい!」という場面をご紹介します。
仕事なので、決して楽しいことばかりではありませんが、楽しいことがあるからこそ、辞められない、辛い事も我慢できる、という側面もありますよね。
将来、犬関連のお仕事に就きたいと希望されている方は、現場で働く方の実際の声を参考にしてください。
1、大好きな犬と毎日触れ合える
一番多かったのが、「大好きな犬がいる」「犬と毎日触れ合える」という意見です。
犬が好きだからこそ選んだ仕事ですから、例え「仕事」だと理解しても、毎日犬を会える・触れられるという状況は、この上ない醍醐味ですよね。
特にペットショップやドッグカフェ、テーマパーク、サロンといった環境で働いていると、元気で、活発な犬がたくさん来店するので、見ているだけワクワクするのは当たり前です。
仕事で毎日大好きな犬と接することが出来るため、自分では犬が飼えなくても大満足、毎日が楽しい、と思っている方が多いようです。
2、犬好き同士で働ける
他の職場と違い、犬関連の仕事は、「犬が大好き」という理由だけで、働いている方が多いのも事実です。
例えば、デスクワークや事務処理などの場合、「別に事務処理やデスクワークが好きなわけではないけど・・・」なんとなく働いているというケースもありますよね。
しかし、犬関連の職場は、働いている方の殆どが、「犬好き」もしくは「動物好き」なので、とにかく気の合う方が多いのが一般的。
犬が好き、という共通の話題があるので、職場は明るく、楽しいこと間違いありません。
お昼や休憩時などは、自分の飼っている犬や好きな犬種の話で盛り上がったり、休みの日などは、犬仲間で交流を深めたりすることもあります。
仕事=辛い、というイメージがありますが、共通の趣味や価値観がある方がいる職場は、どんな辛いことでも乗り越えていけそうですよね。
3、犬の喜ぶ顔が見られる
言葉の交わせない犬ですが、癒し効果は抜群です。
ただ、見ているだけで、心がほんわか、嬉しくなっちゃうのは、犬関連の仕事にはよくある話です。
それがよそ様の犬だろうが、初対面で、二度と合う事もないだろう犬だとしても、あの顔を見られるだけでその日1日が楽しくて、「よし頑張ろう!」と不思議なパワーをもらえます。
実際に犬などの動物には「オキシトシン」というホルモン分泌を促す効果があり、肉体的、精神的疲労回復などストレスを緩和する作用があるといわれています。
またオキシトシンは、褐色細胞を刺激され、脂肪燃焼効果もぐんぐん高まるので、ダイエットにも繋がるとか。
ただ、仕事で、犬の喜ぶ顔を見て「可愛いな~~」「癒されるな~」なんて思うだけで、こんなスゴイ効果が得られるなんて、この仕事やめられませんよね。
4、いろいろな犬に出会える
世界中には、ものすごくたくさんの種類の犬が存在します。
でも、犬関連の仕事に就かない限り、限られた犬種にしか出会わないですよね。
ペットショップやドッグカフェ、動物病院やサロンなどには、実にさまざまな犬が、いろいろな地域から集まるので「おやおや?」と驚くような犬種から、面白い特技を持った犬などに出会うチャンスも広がります。
今日はどんな犬が来店するかな~と想像するだけで、仕事が楽しくなりますよ。
5、スキルアップできる
犬関連の仕事は、特別で特殊な資格や経験を積み重ねることが出来ます。
そのため、手に職をつけることが可能で、いずれは自分の将来のために大いに役立ちます。
特に女性の場合は、結婚と出産を機に、長く勤めた職場を離れなければいけない時もありますよね。
しかし、一度手につけた職は、何歳になっても自分を助ける「武器」となります。
それを考えるだけで、毎日の仕事が楽しくて仕方ない、と考える方も多いようです。
意外にも辛いことがあるかも!?犬関連の仕事で大変な面
犬の顔や行動などを見ているだけで癒されるので、犬好きにとっては仕事で犬に関われるなんて、なんて幸せ!!
と思うかもしれませんが、残念ながら楽しいことばかりではありません。
この記事では、犬に関わるお仕事の大変な面を紹介します。
仕事の種類によっては、「死」に直面する事もあるので、相当な覚悟と責任感が必要です。
将来、犬関連の仕事に就きたい方は、ぜひ以下の「大変な面」を理解しておくようにしましょう。
1、言葉が交わせない
ペットショップやペットサロン、動物病院などは、特に対象が「犬」となるため、当然ですが、会話が出来ません。
ある程度の「プロ」になれば、行動や吠え方、些細な状況からなんとなくは理解できるかもしれませんが、十分ではありませんよね。
犬が今何をしてほしいのか、何を求めているのか、などを完璧に読み取ることが難しく、時に失敗や辛い経験をする事もあるでしょう。
場合によっては、あなたの間違った解釈によって、「命の危機」に直面することや、飼い主のお叱りを受ける事もあるでしょう。
2、ケガは日常茶飯事
愛くるしく、見ているだけで癒し効果抜群の犬ですが、いつもとは違うサロンや病院では、予想外の行動をする事もあります。
例えば、トリマーの取り出したハサミに驚き、とっさに噛み付いてしまったり、シャンプーの刺激がイヤで、暴れて爪で引っかいたりと、手の怪我は耐えません。
その他にも、動物病院では、痛みや不調を抱える犬を無理やり押さえる事もあるので、とっさに看護士の腕を噛むということは日常茶飯時です。
犬と直接関わる仕事に就く場合は、ある程度のケガは、覚悟したほうがいいかもしれませんね。
3、体力が必要
体の小さい犬でも、とっさに予想以上の力で反発したり、逃げ出したりすることもあります。
そのため、体力は必要不可欠です。
例えば、動物病院などの場合は、獣医師が治療に集中できるよう大型の犬でも看護士ががっちり抑える必要があるので、腕力は必要です。
また、ペットショップなど犬を数多く扱う環境では、毎日大量に出される排泄物の処理、掃除、エサ、散歩等にかかる労働力は、大変です。
トリマーの場合は、2時間ほど無理な姿勢でのトリミング、グルーミングをほぼ毎日続けるので、足腰に自信がなければ行けません。
4、飼い主の要求が大変
モンスターペアレント、という保護者が注目されていますが、ペット社会にもそのような方が大勢います。
無理難題を要求したり、理不尽な不満や怒りを投げつけたりと、日々苦労は耐えません。
特に、多いのがトリマーに対するクレームです。
自分の想像していたトリミングでなかったら、「今すぐ毛を元通りにして!!」とか、「爪のカットが好みではない!」といったクレームから、営業時間外のトリミングを要求するなど・・・。
しかし、お客さんがいなくては、営業が成り立たないので、日々モンスターな飼い主にも笑顔で対応しなければならず、我慢が必要です。
5、収入以上の仕事量
将来的に需要が高く、今大変人気の職種ですが、働く場所、地域やその人の持つ能力、資格等によっては、収入面に不満を抱えることもあります。
例えば、動物看護士の資格を持っている人とほぼ同じ仕事量にも関わらず、資格保持者は高額、一方無資格の方が時給制で、賞与もなし、というケースもあるでしょう。
その他、一応高額収入ですが、残業が多く休みもほとんどない、という膨大な仕事量に追われる毎日に、不満を抱える方も少なくありません。
しかし、このような問題は、犬関連の仕事に限らず、どのような職種、職場でも起こりうる事ではないでしょうか。
ただ、犬関連の仕事は特殊で、特別な資格を取得できるものなので、万が一収入面や仕事量に不満を抱えても、転職がしやすいので、さほど心配はいりません。
6、「死」と隣り合わせ
犬関連の仕事で最もつらく、大変なのが、「死」です。
特に、動物病院や介護施設で働く方は、毎日辛い状況に直面する可能性もあります。
また、スタッフ一同力を合わせ、長く治療を続けた犬の命が失われるという状況は耐えがたく、その悲しみからなかなか立ち直れない、というケースも珍しくありません。
しかし、命のある生き物を扱うお仕事なので、それは絶対に避けて通る事はできません。
その他、人間の身勝手な行動が引き起こす「死」などを経験することもありますが、その事実を受け止められる覚悟がなければできません。
以上が、犬関連の仕事に就いた際の大変な場面です。
楽しいことばかりではありませんが、それでも犬関連の仕事に就きたいという方は、辛い状況をもしっかりと受け止められる精神力、忍耐力を養うようにしてください。
副業、Wワークできる犬関連の仕事ってある?それって大変?
本業の手取りが安くて、副業をしたい!
いずれは犬関連の仕事につきたいから副業で経験を重ねたい!
お小遣い稼ぎに犬関連の仕事がしたい!
等、さまざまな理由で副業を考えている方も多いと思いますので、この記事では、副業でもできる犬関連の仕事を紹介します。
1、ペットシッター(ドッグウォーカー)
犬が大好きで、本業と両立させながら、犬関連の仕事を副業にしたい!という方に最適なのが「ペットシッター」です。
飼い主が旅行や残業、その他病気入院や治療のための通院で、不在にする際に飼い主に代わって犬のお世話をする仕事です。
特別な資格は必要ありませんが、ペットシッター士の資格があると、より高いお給料で働く事もできますし、飼い主にとっても資格保持者のほうが安心してお任せできるので、豊富な仕事量が確保出来ます。
資格は、通信講座で取得できるので、仕事で通学できない人におススメです。
また将来的にペットシッター開業を希望している方は、動物取り扱い業の登録も義務付けられていますので、その要件を満たすペットシッター士の資格は、取得して損はありません。
ペットシッターを副業する場合は、全国を網羅しているペットシッター協会やサービス業者に登録して、派遣という形で仕事を行う事もできます。
その場合は時給制で、900円から1500円ほどです。
多くの方が、副業としているので、平日の夜間や休日などを上手に活用しています。
知名度・人気ともに評判があがれば、直接雇ってもらえることもあります。
その場合、依頼主によって報酬が異なるので、高収入も期待できます。
ちなみに副業で行うペットシッターの仕事内容は、ペットゲージ周辺の掃除、えさやり、お散歩、お風呂や遊び、などがあります。
犬好きなら、犬と遊びながらお給料が貰える、夢のような副業になること間違いありません。
2、トリマー
トリマーを副業として採用している職場はたくさんあります。
例えば、動物病院内に設置されているサロンで、午前8時から午後8時の間で、1時間から勤務可能。
日数や時間もすべてスタッフ同士で調整できるという求人から、午前勤務のみ、週2日出勤可能など、さまざまなスタイルで副業として働くことが出来ます。
そのため、近年、普段はOLさんとして午後5時までデスクワークで働き、その後、2時間ほどトリマーとして動物病院やサロンで働くという女性が増えています。
トリマーのお仕事は、未経験でもできますが、副業として活躍する場合、即戦力が求められる傾向が高いので、最低限の資格は取得しておきましょう。
トリマーの資格は通信教育でも取得できます。
ただし、将来自宅開業を希望する方は、「動物取り扱い業」の登録が必要なので、今のうちに合わせて通信で取得しておくのがおススメです。
ちなみに、トリマーを副業とする場合のお給料や時給制で800円から1500円ほど、能力に応じてプラスされます。
3、嘱託警察犬訓練士
直轄警察犬訓練士のように、公務員として安定した収入の確保が難しい嘱託警察犬訓練士は、副業として活動している方が多いのが現状です。
直轄の警察犬訓練士は、公務員なので、年収750万円ほどありますが、必ずしも希望する警察犬訓練士として配属されるとは限りません。
もしかすると退職まで交番勤務の可能性もありますので、確実に警察犬の訓練士になりたいなら、収入は低くなりますが、嘱託犬警察訓練士を副業で行うのがベスト。
月収は、15万程度、年収200万ほどとなりますが、別の仕事と掛け持ちで行うことができるので安定した収入は得られるでしょう。
ただし、犬1匹を担当し、世話の全てを行う必要があるので、副業といえ、日々苦労は耐えません。
4、ブリーダー
ブリーダーを本業にしている方よりも、副業として働いている方が多いのが現状です。
ただ、ブリーダーを副業とする場合、他の副業とは違い、「小遣い稼ぎ」という目的ではありません。
犬の交配や繁殖は、人間が思うとおりにいきません。
そのため、年間数十匹の子供を養っても、買い手が見付からないという場合や、出産数がゼロという場合もあります。
これでは生計が成り立たないため、別の仕事で収入を確保しなければいけない、というのがホンネです。
ブリーダーとして最高の1匹を誕生させるためには、本業で安定したお給料を得る必要があるのです。
5、動物看護士
動物看護士も、副業として働く事はできます。
例えば、派遣社員として登録すると、時給1100円から1200円程度で、朝のみ、昼のみ、夕方からの勤務、夜勤など希望の働き方が出来ます。
資格取得は絶対的な条件ですが、中には、資格支援制度を設けている病院もあります。
この場合、本業を続けつつ、アルバイトや派遣で、副業をこなし、そこで動物看護士としての資格を取得し、将来的に正社員として転職する、という形をとる方も珍しくありません。
ただし、動物看護士の仕事は、半端な気持ちでは、精神的、体力ともについていけない業務なので、本業も副業も本気で続けられる忍耐力が要求されます。
以上、副業もできる犬関連の仕事を紹介しましたが、本業で副業が禁止されている職場もありますので、十分注意しましょう。
