ペット・動物関連の資格

動物関連の仕事に就くには?動物のいる業界で働くための準備

将来動物に係る仕事がしたい!ペット関連の仕事には何がある?
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将来動物に係る仕事がしたい!ペット関連の仕事には何がある?

ペットとは、一般的に「愛玩」を目的として飼育される動物のことをいいます。
愛玩具動物、伴侶動物、コンパニオンアニマルなどの言葉で表現されていることからも、イメージできますよね。

人間の生活をさまざまな形で「楽しく」「豊かに」してくれる、かけがえのない動物。
そのため、近年、動物を「ペット」として飼っている方がとても多く、それに関する仕事等の需要も高まっています。

この記事では、現在注目のペット関連のお仕事を紹介します。
どんな種類があるのか、今のうちに把握しておくと、将来の目標が立てやすくなりますので、参考にしてください。

1、医療系関連の仕事

動物の病気、怪我を治療することはもちろんですが、飼育管理の防疫、衛生面の指導から検査、健康管理、メンタルケアなど医療系の全ての業務に対応します。
獣医師、動物看護士、動物介在療法士、ペットセラピーなどがあります。

ただ、近年のペットブームをうけ、対応するのは犬、猫だけではありません。
犬猫、フェレットにウサギなどの哺乳類から、豚、牛など家畜を専門とする医者や看護士、さらに、爬虫類や鳥類、海洋生物などを専門とする場合もあります。

いずれも専門学校、大学を卒業後、資格取得が必要なので、難易度が高く、十分な対策が必要です。

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2、トレーナー系の仕事

独立開業がしやすいのがトレーナー系のペット関連の仕事です。
動物の持つ特殊な能力を最大限に引き出し、あらゆるシーンで活かせるよう訓練するお仕事です。

例えば、ドッグトレーナーの場合は、人間とよりよい生活を過せるような訓練を実施、ドルフィントレーナーは、観客を楽しませる能力などを引き出します。
さらに、凶悪な犯罪を未然に防ぐ警察犬や麻薬探知犬、災害等の第一線で活躍する災害救助犬、目や耳などが不自由な方の生活をサポートする盲導犬、聴導犬、介助犬、などがあります。

公務員としての職場から民間、そして独立、ボランティアなど活躍の場が幅広い事も人気のペット関連の仕事です。

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3、ショップ系の仕事

近年、ペットを扱うショップもとても増えています。
犬、猫、フェレット、ウサギに魚、爬虫類などを販売するペットショップ、大型の動物から爬虫類までと触れ合える動物園、自分の愛犬と一緒に食事が楽しめるドッグカフェ、自宅でペットを飼えない方が癒しを求める猫カフェ、などなど、実に多くのペット関連のショップがあります。

学歴、経験等問わず、働く事も可能。
また経験を活かし、将来独立開業も夢ではありませんよね。

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4、美容系の仕事

ペットサロンにペット美容室など、時に人間なみの美容を取り入れる飼い主さんも最近では珍しくありません。
そのため、ペットサロンやペット美容室は、ペット関連のショップや動物病院等に併設される事も多く、需要は以前に比べてとても高まっています。

特にトリマーは、手に職をつけることができるので、突然の失業やリストラ、復職、転職等にもとても有利です。

経験を積み重ねると独立開業もしやすい職種で、特に、手に職をつけたい女性に圧倒的な人気となっています。

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5、研究開発

食べもの、シャンプーや石けん、サプリメントや洋服等々、動物・ペット関連のモノを研究開発するお仕事も大変人気です。
食品会社やペットフードメーカーなど大手企業への就職が可能で、高収入も期待できます。

6、その他

動物カメラマン

犬や猫、その他動物を専門に撮ったりするお仕事で、その写真を雑誌や広告等に使用することもあります。

ペットシッター

ペットとして飼われている動物を飼い主にかわってお世話する仕事です。
最近特に需要が高まっているので、今のうちに資格を取得しておくのがベスト。

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ペット探偵

大事な家族の一員として飼われているペットですから、そのペットがいなくなるのは一大事。
そこで、行方不明になった犬、猫、ウサギに、フェレットなど、依頼者からの相談を受け、ペット探しに対応します。

ペット栄養管理士

ペットの健康向上を目的に活動するお仕事で、動物病院、ペットホテル、ドッグカフェなどで活躍できます。

ペット関連の仕事に就くために必要な勉強と期間は?

ペット関連の仕事に就くために必要な勉強と期間は?
ペット関連の仕事に就くには、さまざまな知識、高度な技術が必要です。
場合によっては、資格取得が条件になることもあります。

そのため、職種によってやるべき勉強の内容が異なり、それにかかる時間もまったく違います。
この記事では、ペット関連の仕事をいくつかピックアップして、勉強の内容や勉強にかける期間等を紹介します。

1、獣医師の場合

獣医師に必要不可欠な獣医師国家資格は、獣医系大学を卒業したものでなければ、受験資格を得ることができません。
つまり、4年制大学や短大、専門学校レベルでは、獣医師国家試験の受験資格条件は満たないので、必ず「6年制の獣医系大学」を卒業しましょう。

現在「農林水産省指定」の獣医系大学は、私立を含み、全国で16校前後しかなく、卒業どころか入学するのも簡単ではありません。
さらに大学では、動物全般にかかる座学から実験、解剖など、専門的な知識、技術を養い、厳しい実習が頻繁に行われるのも獣医系大学の特徴です。

そのため、ストレートで卒業することもまた難題で、少しでも躓くと7年、8年と勉強期間は、さらに延びます。
ただ、その先に控える獣医師国家試験は、必須問題50問、学説問題160問、実地に関する試験120問の計330問とかなり多く、大学6年間の在学中にしっかりと学んでおかなければ、一発で合格することは、難しいでしょう。

高校卒業から獣医系大学への入学、そして6年間の学びを経て、獣医師国家資格を取得して、はれて獣医師として活躍するための最短勉強期間は、6年。
一箇所でも躓いてしまうと、7年、8年と勉強期間が延びるだけでなく、学費の負担や年齢による就職の厳しさなどに直面するので、学生の今のうちにしっかりとした計画で行動するようにしましょう。

2、動物看護士の場合

法律上資格が必須ではありませんが、専門的な知識、技術、コミュニケーション能力など、実に高度なものが求められるのが、動物看護士・ペット看護士です。
さらに、今後、動物看護士統一試験で得られる資格が、国家資格となる可能性も高いので、それを視野にいれて準備を整えておくといいでしょう。

現在、動物看護士・ペット看護士になる方法は、大きく3つあります。
まず、動物看護系の学科やコースを設けている大学、短大を卒業し、その後「動物看護士統一試験」を受験して、動物看護士になる、という選択肢を選んだ場合は、最低でも短大の2年間、そして長くて大学の4年間の勉強期間が必要です。

勉強期間が長いほど、幅広い動物に特化した栄養学や福祉、ビジネス部門の知識、技術をじっくり習得できます。
ただ、大学、短大の場合、「動物看護士統一試験」から大きく外れた授業もたくさん受けなければいけないので、目的によっては、遠回りになる可能性もあります。

一方、専門学校やスクール、通信講座などを利用した場合は、「動物看護士統一試験」に特化したカリキュラムが組まれており、一般的に2年の勉強期間となります。
最短で、半年から1年で動物看護士の資格を取得するための授業内容を凝縮しているところもあります。

幅広い内容をじっくり学習する大学や短大と違い、あくまでも「動物看護士」になることだけを目指し、凝縮した時間を過すので、1日でも早くペット関連の仕事につきたい、動物看護士として活躍したいという方は、後者の専門学校やスクール、通信を選択するようにしましょう。

3、アニマルセラピスト

最近特に人気が急増中の「アニマルセラピスト」は、特別な資格は必要ありません。
また、職業としてだけでなく、自分のペットと一緒にお年寄りの過す施設や病院、孤児院などを訪問し、人間の心を動物の力で癒す、というボランティアとして活動している方もいます。

ただ、プロのアニマルセラピストとして活躍の場を広げたいなら、専門学校の養成コースで、動物のしつけ、飼育方法、などをしっかりと学ぶのが最適。
動物の行動や心理だけでなく、社会福祉士や心理学、カウンセラー方など、アニマルセラピストを受ける人間の心や行動なども理解できる知識、技術力もこの仕事を続けていく上でとても重要です。

アニマルセラピストを目指せる学校は、私立の大学、専門学校等で、2年制から3年制が一般的。
通信講座やスクールを利用する場合は、1日15分ほどの勉強をおよそ半年から1年程度かけてアニマルセラピストに必要な知識、技術、資格取得が可能です。

さらに、コースによっては、ペット看護士とアニマルセラピストに必要な資格を同時に取得できる通信もあるので、大学や短大、私立などに通うことができないという方は、学費、通学ともにメリットの高い通信を利用するのがおススメ。

学習の内容は、動物の心理、行動学、栄養学、飼育に関すること、しつけ、グルーミングやストレスケア、スキンシップなど動物の信頼関係を深めるテクニック全般を学びます。

アニマルセラピーの資格を持っていると、訓練士や動物看護士、介護士の仕事にもプラスに影響するので、勉強しておいて損はありません。

4、ショップ

動物関連のショップで働くには、特別な資格はありません。
求人の内容によっては、無資格、未経験、18歳以上可能という場合もあります。

高校卒業後、

  • すぐ動物・ペット関連の職場で働きたい!
  • 現場で直接勉強したい!

という方には、最適な環境です。

ただし、単なる店員さん、という立場ではなく、トリマーとして活躍したい場合は、資格が必要です。
ペットの美容師トリマーの場合は、グルーミング等の技術が採用の有無、収入の格差をもたらすので、専門学校にてしっかり学びましょう。

一般的に2年から3年ほどの通学を経て、その期間にトリマーに必要な民間資格を取得します。
シャンプーや爪キリ、ブラッシングなどの技術力だけでなく、栄養学、行動学、生体、コミュニケーション力など、幅広く動物・動物ビジネスのことを学べるので、卒業後は即戦力として活躍できます。

以上のように、なりたい職種によって、勉強にかかる時間、勉強内容が異なるので、まずは、自分がどんな職種につきたいのかをはっきりさせた上で、次のステップに進むようにしてください。

獣医師のように高卒からスムーズに進んだとしても、最低6年という期間が必要なので、在学中の今からある程度の道筋は決めておくようにしましょう。

ペット業界で働くための勉強費用は?独学、通信、通学での差

ペット業界で働くための勉強費用は?独学、通信、通学での差
ペット関連の仕事に就くには、特別な資格が必ず必要というわけではありません。
ただ、資格を持っているほうが、さまざまなシーンで有利に働きますし、何より専門的な知識や技術を現場経験だけで、習得するのが難しいのが現状です。

ですから、動物に精通した環境で学んだり、テキストで学んだりと勉強を重ねる事がベストです。
さらに、ペット関連の資格は、ほとんどが民間の資格で、各団体により認定の基準方法はバラバラ。

よりスムーズに資格を取得するためにも、それに特化した学習は必要です。
ただ、勉強方法はいろいろとあり、それぞれにかかる費用が異なります。

この記事では、各勉強にかかる費用について説明します。

1、通学の場合

動物関連の大学、短大を利用すると、入学金として100万前後、さらに授業料として年間50万から100万程度必要です。
さらに、短大で最短2年、獣医師系の大学の場合だと6年制なので、100万前後の費用が2年から6年間分必要となります。

また勉強に直接かかる費用以外にも大学や短大では、実習に必要な道具をそろえるための費用や通学にかかる交通費、交際費用、その他もろもろのお金が必要です。
ペット関連の勉強をする他の環境と比べても、もっとも高額な勉強費用を準備しなければ行けません。

動物関連の大学、短大は、勉強費用は、かなり高いものの、幅広く動物関連の知識や技術を、たっぷりの時間をかけてゆっくり学ぶことができるので、勉強費用の準備に余裕がある方、また勉強にかかる時間にゆとりを持っている方などにおススメです。

2、通信講座の場合

近年、もっとも注目され、人気が高いのが、ペット関連の通信講座です。
動物看護士にペットトリマー、シッターや介護士、訓練士、セラピスト、トレーナー、管理栄養士など、さまざまな講座を取り揃えているのも魅力ですが、なんといっても、すべての講座が、格安で受けられるという特徴があります。

例えば、ドッグアドバイザー養成講座では、講座終了後JDAのドッグアドバイザーC級の資格取得が可能で、受講期間最大12ヶ月でなんと5万弱ほどの勉強費用で抑えられます。

JPLA小動物介護士の資格取得を可能にしている「動物介護士・ペットシッター」講座は、勉強期間半年で費用が9万円弱。
トリマー養成講座に関しては、必要な民間資格取得を可能にしながら、勉強費用は、なんと3万から4万程度となっています。

通信とはいえ、最近ではメールやインターネットなどのツールを駆使し、プロの指導を直接受けることができるので、大学や短大のように通学は難しい、学費を準備できないという方には、すごくおススメです。

通信の場合、通学する費用もないので、交通費や交際費といった出費も抑えられますよね。
現在別の仕事に就いている方、主婦や育児中の方、別の専門学校に通っている方なども両立しやすい勉強スタイルなので、大変人気です。

各スクールによっては、勉強費用の分割制度を設けているところも多く、月々3千円から5千円程度で利用する事もできます。
これならお小遣いの少ない学生さんやまとまった費用が準備できない方にも安心ですね。

3、独学の場合

もっとも勉強費用が少ないのが、独学です。
テキストさえあれば、場所を問わず、どこでも学習できるのが一番の魅力。

テキスト代は、高くても3千円程度で4,5冊もあれば、十分かもしれません。
ただ独学では残念ながら、技術力が学べず、各試験で行われる実地に対応できないのが、難点。

ほぼすべての資格試験には、実地として技術力のテストが組まれているので、それをクリアできない限り、資格取得はできません。
また、勉強費用は一番安く抑えられても、デメリットがとても多く、資格取得という夢を実現できないのが、独学の特徴です。

以上のように、学習スタイルによって、勉強にかかる費用がまったく異なるので、各学校や通信スクール等の資料を取り寄せるなどし、事前に確認しましょう。
ただ、勉強にかかる費用が高い、安いだけで、資格取得の合格率が左右されるわけではありません。

学習スタイルが自分に合っているかどうか、本当にこの勉強方法で、ペット関連の仕事につけるのかどうか、など冷静に比較し、判断するようにしましょう。

ペット関連の仕事に就く「楽しい」以上の5つのメリット!?

ペット関連の仕事に就く「楽しい」以上の5つのメリット!?
ペットや動物関連の仕事に就くメリットは、実にたくさんあります。
具体的にどのようなメリットがあるのか、まとめてみましたので参考にしてください。

1、「動物」にどっぷり浸れる

動物好き、といっても全員が全員、自分の手でペットとして飼育できるとは限りませんよね。
ペット禁止のアパートやマンションの場合は、もちろんどんなに動物好きでも飼うことはできません。

また動物嫌いや、アレルギー体質が家族に一人でもいたら、それでも飼育は不可能となります。
以上のことから「動物」好きとはいえ、さまざまな条件で、なかなか思うように動物と触れ合う事ができないのが現状です。

しかし、ペット・動物関連の仕事に就いたら?
少なくとも1日約8時間、週5日で大好きな「動物」のことだけを考えて、過せます。

中でも、ペットショップや動物病院、ドッグカフェや動物園、水族館に猫カフェ、といった環境は、「動物」に直接触れることができるので、動物好きにとって、この仕事は楽園といっても過言ではありません。

その他、直接「動物」に触れる機会は少なくても、ペットフードやペットアパレルなど、ペット関連グッズ等の開発研究、製造している環境でも、ずっと「動物」の事だけを考えていられます。

三度の飯よりも、友達と遊ぶよりも、とにかく「動物」「ペット」の事だけを考えたい、その環境に浸りたいという方には、最高の仕事といえます。

2、専門的な技術・知識が身につく

ペット関連の仕事は、すべて専門的な知識、技術が要求されます。
そのため、誰もが簡単に就ける仕事ではなく、将来あなたの力になる事は間違いありません。

例えば、動物看護士は、獣医師の補助的仕事から、動物の健康管理、医療系の事務、グルーミング・爪切、ドッグセラピー、飼い主のメンタルケアと、幅広い能力、技術が養われます。

一度つけた特殊能力は、今後失われる事がないので、たとえ結婚や育児、病気等で職場を離れなければいけない状況になっても、再就職がしやすいのが一般的。
近年のペットブームを受け、ペット・動物関連の仕事の需要はますます高まっているので、「手に職がつく」事は、とても大きなメリットといえます。

ただし、各企業や会社によっては、現場での経験や実績以外に「資格保持者」という求人条件を設けているところもあるので、実際の能力と技術以外に目に見える資格も身につけておくのがベストです。

3、仕事に就きやすい

ペット関連の資格があると、年齢問わず、就職しやすいのがメリット。
ペットブームの興奮はいまだ冷めず、今後も上昇すると予想されています。

そのため、関連する仕事は以前に比べとても多く、求人が安定しています。
しかも、他の仕事と違い専門的な技術、知識が要求されるので、再就職や転職もしやすい傾向にあります。

高収入も期待できるので、万が一夫のリストラや失業、病気といった無収入の状況でも、ペット関連の資格を持つ妻が家計を助けられる、という事も期待できますよね。

4、ポジティブになれる

自分のペットではないのにただ動物を見ているだけで癒される、という経験はだれにでもあると思います。
その証拠に、動画サイトやテレビ番組で高視聴率、高評価を得ているのが、動物関連の動画やサイトです。

ユーチューブには、日々世界中のワンちゃんや猫ちゃん、フェレットにうさぎ、ウォンバットやカンガルー、カワウソなど、自分の飼っているペットの様子をアップしている方が多いですよね。

その様子を見るだけで、なんとなく、前向きな気持ちになりませんか?
動物には、人間の心を癒し、ポジティブにしてくれる能力があるといわれています。

その能力を最大限に活用しているのが、アニマルセラピーですよね。
病気でふせている方、高齢者や認知症の方などが動物に触れる、見るだけで、心が癒されて前向きになるという効果があります。

不思議な能力を持つ「動物」とずっとふれあい、考え、見ている事ができるペット関連の仕事は、まさにストレスのない環境といえます。
煩わしい人間関係も、仕事での失敗や辛い事も、動物を見ているだけで「よし明日も頑張ろう」と、思わず笑ってしまえるのが、この仕事の良い所です。

事実、ペット関連で働いている方は、目の前にいる動物を見て、無意識に笑っているので、自然と職場の環境が明るく、楽しいというのが特徴です。
ただし、ペット葬儀者や医療機関、介護施設等では、笑顔よりも「悲しみ」の方が多いこともあるので、辛い状況を少しでも避けたい方は、職場選びを慎重に行ってください。

5、やりがいがある

無意識に人間の表情を笑顔にしてくれる「ペット」ですが、人気の裏には、とても悲しい現実もあります。
悪質なブリーダーによる犬の虐待や飼育放置、飼い主の虐待や遺棄など、深刻な問題が全国各地に広がっています。

その他にも、ペットフードの質向上やペットを取り巻く環境の変化によって、犬の高齢化、飼い主の高齢化による問題も社会問題となっています。
悲しい環境におかれている動物を1匹でも救えるのが、ペット関連の仕事です。

例えば、血統書つきのワンちゃん、猫ちゃんだけを販売するのではなく、殺処分対象の動物に新しい飼い主を見つけるという取り組みを積極的に行うペットショップや、保護犬猫の処分件数を減らすという取り組みを本格的にスタートさせている自治体もあります。

さらに、飼い主の高齢化を受け、飼えなくなったペットの引き継ぎ相手を探したり、高齢のワンちゃんを受け入れ、最後まで幸せに飼育する、という介護施設なども数多く誕生しています。

このように、ペット関連の仕事には、動物社会を大きく変えるほどの「やりがい」があります。
ただ、可愛い、楽しいだけでなく、大好きな動物の将来を少しでもより良いものにしたい、と願っている方にとって、とても価値のある仕事といえます。

以上、ペット関連の仕事に就く5つのメリットを紹介しました。
楽しいだけでなく、ものすごく奥深いメリットがあるのが分かりますよね。

現在、ペット関連の仕事に就くかどうかで迷っている方は、ぜひ深みのあるメリットを参考にどんな職種につきたいか、改めて検討してください。

ペット業界で働きたい!学生なら今のうちに準備しておきたい事は?

ペット業界で働きたい!学生なら今のうちに準備しておきたい事は?
将来、ペット関連の仕事に就きたい!と希望するなら、学生の今のうちにやっておくと役に立つことがあります。
他の誰よりも早く、大好きな動物にかかわって仕事がしたいなら、次のことを準備しておくといいでしょう。

1、どんな職種があるか調べておく

ペット関連、動物関連の仕事、といっても、その数はとても多く、職種によって求められる能力、技術力はまったく異なります。
例えば、獣医師の場合、国家資格となる獣医師免許が必要です。

獣医師免許の試験を受けるには、6年制の獣医系大学卒が大前提となるので、まずは、大学進学に向けた受験勉強が必要です。
獣医系大学は、全国にも15,6箇所しかないので、入学だけでもかなりの難関です。

また、いずれペットシッターとして独立開業を目指すなら、動物取り扱い責任者として動物取り扱い業の登録が法律で義務付けられています。
そのためには、取得したい動物取り扱い業の種別と同一種職場で実務経験が半年以上なければ行けません。

さらに、必要な知識、および技術を指定校で1年以上学ぶ必要など、さまざまな条件があります。
そのためには、ペットシッター養成講座を設けているスクールで学ぶ事が必要ですよね。

以上のように、職種によって、要求される能力、実力、資格が異なるので、まずは、自分がどのようなペット関連の仕事に就きたいのか、どんな環境で働きたいのかを明確にすることが最初のステップです。

2、どんな資格が必要か調べておく

なりたい職種がある程度定まったら、次は、その職種に最低限必要な資格を調べておきましょう。
ただ、ペット関連の仕事のほとんどが、特別な資格がなくても働く事はできます。

そのため、職種が決まってもかならずしも、資格を取得しなければいけない、という事ではありません。
しかし、正社員として採用されるか、それともアルバイトとして採用されるかの判断は、残念ながら目に見えて証明できる「資格」でしかないのです。

事実、求人情報の採用条件欄を見ると、有資格者優遇とか、有資格者高待遇という文字が確認できます。
無資格者でも、経験があれば、有資格者以上の能力で働く事ができるかも知れませんが、資格がないというだけで、アルバイトとしての採用でとどまり、収入に大きな差が出てしまいます。

大好きなペット関連の仕事とはいえ、働きに見合ったお給料がもらえない、公平に評価してもらえない、という状況では、働く意欲も失せてしまいますよね。
そのためにも、最低限必要な資格は何か?

現場で活躍するプロが実際に取得している資格はどんなものかを事前に調べておくといいでしょう。

3、どんな学習方法がいいか調べる

続いて、自分に適した学習方法を見つけましょう。
独学、通学、通信と3つのスタイルがあります。

独学の場合、自分の好きな時間、好きな場所、好きなだけ学習ができます。
しかも自分で参考書や辞書、テキスト選びもできるので、お小遣いの範囲内で費用を抑える事もできますよね。

ただし、相当な忍耐力が必要な事と、技術面の学習ができない、というデメリットもあるので、この方法が本当に自分に適しているか判断しましょう。
次に大学や短大、専門学校へ通うスタイルがあります。

この場合、最大のデメリットとして学費の問題があります。
動物系の大学や短大は、文系等の学校に比べて学費が高く、年間100万円以上学費だけでかかることもあります。

ご両親によほど余裕がなければ、通学は難しくなるので、あらかじめどれくらいの費用が必要なのか、自分には通学スタイルは適しているか考えて見ましょう。
最後は、通信スタイルです。

資格取得に特化したカリキュラムが組まれており、最短で必要な資格をゲットし、最短でペット関連の仕事に就くことができます。
また年齢、学歴、問わず利用でき、かつ、充実した学習内容であるにもかかわらず、通学スタイルに比べはるかに学費が安いというのが大きなメリットです。

それぞれにメリット、デメリットがあるので、どの方法が一番自分にぴったりなのか今のうちに調べておくようにしましょう。
 

4、各スクールの資料を集めておく

大学、短大、専門学校に通信講座については、各学校が準備した資料、パンフレットが無料で入手できます。
その資料には、年間を通した学習内容や実技内容、取得できる資格や卒業生の進路状況、学費などが事細かく記載されています。

ホームページからでは、得られない貴重な情報もイラスト、データ、図解と、かなり詳しく紹介されているので、できる限り気になるスクールの資料を取り寄せましょう。
入手の方法は、各スクールのサイトから直接申し込みする方法や、一括で複数の学校の資料を取り寄せる一括請求サービスサイトなどもありますので、手軽な方法をご利用ください。

各資料には、学費等についても詳しく説明されているので、学費を捻出するご両親説得にも必要ですよ。

5、動物関連の情報、ニュースに敏感になる

1から4の準備ができたら、最後に、日々、ペットや動物に関するニュースや情報に耳を傾けましょう。
動物を取り巻く環境は、日々目まぐるしく変化しています。

そのため、法律の改正やその職業に必要な資格、能力等々も刻一刻と変わります。
ペット関連の仕事について、その先トップクラスで活躍するステージを広げるためにも、あらゆるペット関連の情報に精通しておくようにしましょう

以上のことを今のうちに準備しておくと、卒業後スムーズに自分の夢に向かって進む事ができますよ。

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